企画展「大荒神展」を開催します。
2016年10月11日提供 資料提供

提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:人文担当
電話番号:0857-26-8044

県立博物館では、鳥取県の荒神祭と荒神神楽を展示・紹介する企画展「大荒神展」を下記のとおり開催しますので、ぜひ広報くださるようお願いします。
記
概要
荒神とは、一般的に「三宝荒神(さんぽうこうじん)」の略で竈(かまど)の神と言われるが、西日本では屋敷神(やしきがみ)で、同族で祀られることが多い神様です。出雲(島根県東部)から伯耆(鳥取県中西部)にかけて、荒神にその年の収穫を感謝する行事が濃密に分布しており、毎年収穫後の11月から12月を中心とする時期に行われます。巨大な藁蛇(わらへび)と大量の幣束(へいそく)を製作し、荒神を祀った樹木や石などに供えることを基調にしながら、多様な形態をもって伝承されています。
展示内容
1. 荒神とは(神崎(かんざき)神社荒神信仰資料など)
2. 出雲の荒神祭(大元(おおもと)神楽の藁蛇など)
3. 伯耆の荒神祭(富田織部筆(とみたおりべひつ)三宝荒神画像、荒神講資料、クチナワさんなど)
4. 荒神神楽(衣装、写真)
5. 映像展示(文化庁制作「伯耆の荒神祭」、当館制作「各地の荒神祭り」)
会期
平成28年10月15日(土)から同年11月6日(日)まで(23日間、会期中:無休)
会場
大山寺圓流院(だいせんじえんりゅういん)(鳥取県西伯郡大山町大山58)※開館時間:午前9時30分〜午後3時30分
主催
鳥取県立博物館
関連事業
1. 10月23日(日)講演会「山陰の荒神信仰」坂田友宏(さかたともひろ)氏(米子工業高等専門学校名誉教授)
2. 10月30日(日)講演会「荒神と龍蛇の神楽」中野秋鹿(なかのあいか)氏(中村元記念館東洋思想文化研究所研究員)
3. 11月3日(木・祝)見学会「まるごと荒神神楽」比婆(ひば)荒神神楽社中、下蚊屋(さがりかや)荒神神楽保存会明神社(みょうじんしゃ)、鳥取荒神神楽研究会神楽団
入館料
圓流院参拝志納金(一般400円、小学生200円)が必要。但し、学校活動で来館する小・中・高校生及びその引率者、並びに障がい者、要介護者及びそれらの介護者は無料。
