鳥取市「秋里遺跡(あきさといせき)」で「焼失建物」やウマを埋納した穴などがみつかりました
2016年05月06日提供 資料提供

提供課等:教育委員会(事務局)文化財課
担当/係名:歴史遺産室
電話番号:0857-26-7934

鳥取県埋蔵文化財センターでは、県立中央病院の病棟建て替え工事に伴い、「秋里遺跡(松下地区)」の発掘調査を昨年9月から実施しています。
「秋里遺跡」は全国的にも著名な弥生時代後期から古墳時代前期の遺跡で、今回の発掘調査は遺跡の西端に当たる場所で行っています。
この度、その全体の状況がほぼ明らかになってきたことから、下記のとおり記者公開及び現地説明会を開催しますので、ぜひ取材いただきますよう御案内します。
記
記者公開
(1)日時:5月12日(木)午後1時〜午後2時
(2)場所:「秋里遺跡」現地(鳥取市江津県立中央病院内)
現地説明会
(1)日時:5月14日(土)午後1時30分〜午後2時30分(小雨決行)
※開催の可否は、当日の午前9時に埋蔵文化財センターホームページとfacebookに掲載します。
(2)場所:「秋里遺跡」現地
(3)駐車場:遺跡に隣接する県立中央病院駐車場を御利用いただけますが、駐車台数が限られていますので、なるべくお乗り合わせの上お越しください。)
※現地説明会の情報はホームページ(http://www.pref.tottori.lg.jp/maibun/)とfacebookでもお知らせします。
調査の概要
(1)調査期間 平成27年9月1日から平成28年7月31日(予定)
(2)調査面積 8,178平方メートル
(3)遺跡の概要
ア.平地建物と考えられる古墳時代前期(1,700年前)の焼失住居が出土
床面に炉と中央ピットをもち、土器がそのまま残されていた。炭化した建築部材が部分的に残り、特に東辺と南辺のものは板壁の可能性もあり。
また、周囲には壁を立てたと考えられる壁溝が設けられている。
地面を掘りくぼめて床を設ける竪穴建物とは異なり、地面を床に利用して壁を立てた平地建物とも考えられる。
平地建物の焼失住居とすれば、県内では初の出土例で、全国的にも珍しいもの。
イ.その他
鎌倉時代(約800年前)頃の土坑(穴)からウマの骨が出土。
1頭分とみられ、解体された状態で、直径125センチメートル、深さ110センチメートルの穴の底に埋納。
この時代のウマの特徴や利用方法、現代のウマとの相違や系統を研究するうえで重要な例なので、今後、鳥取大学農学部共同獣医学科と共同研究を行う予定。
