【青谷高等学校】鳥取県立青谷高等学校の第15回全国高校生歴史フォーラム(地歴甲子園) 知事賞(最高賞)受賞の知事への報告について
2021年12月21日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)教育総務課
担当/係名:総務企画担当
電話番号:0857-26-7926
第15回全国高校生歴史フォーラム(地歴甲子園)が令和3年11月13日(土)に奈良大学で開催され、鳥取県立青谷高等学校の課題探究における文学歴史コースの研究「青谷上寺地遺跡出土土器の黒斑分析―土器づくり体験からのアプローチ―」が、地域の歴史や文化を大切にする機運を醸成するにふさわしい内容と認められ、最高賞である「知事賞」を受賞したことについて知事に報告する。
日時
令和3年12月24日(金)午前10時20分から10時35分まで
場所
第2応接室
訪問者
鳥取県立青谷高等学校(代表生徒2名、引率者2名)
3年 岡本 杏珠(おかもと あんじゅ)
3年 福本 孔明(ふくもと こうめい)
教諭 吉田 学(よしだ まなぶ)
教頭 西田 和弘(にしだ かずひろ)
研究発表・最終結果
知事賞:鳥取県立青谷高等学校
学長賞:本郷高等学校
鳥取県立青谷高等学校 | 青谷上寺地遺跡出土土器の黒斑分析
―土器づくり体験からのアプローチ― | 課題探究(文学歴史コース)
森本 瑠奈・岡本 杏珠
山村 崇人・福本 孔明
谷口 恵澄・永江 紗輔
森井 優我 |
本校の発表に対する講評
保存状態の良好な遺物が多数発見された青谷上寺地遺跡から出土した土器につき、その焼成方法を実証的に追及した優れた研究である。焼成痕跡の形成原理について、先行研究の情報を丹念に調べ、得られた観察結果と慎重に比較・検討し、不明な部分は断定的な推論に依存することなく、しっかりと保留した上で了解性の高い考察を展開している。特に本研究が土器づくり体験における「炊飯用」の器作成が不調となった事態を受けて、新たな視点から策定されたものであることは、学問の発展において「失敗から成功を得る」という重要な要素を実体験したことがうかがえ、その過程も含め大きく評価できる。
今後も、悠久の歴史と文化を体現する貴重な史跡を守り伝え、情報発信していくために新鮮な感性とチャレンジ精神をもって調査・研究活動を継続してもらいたい。