企画展「生誕110年 岡本太郎 ─パリから東京へ」の開催および記者発表について
2021年02月08日提供 記者発表資料
提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:美術振興課
電話番号:0857-26-8045
鳥取県立博物館では、令和3年2月11(木・祝)より、企画展「生誕110年 岡本太郎 ─パリから東京へ」を開催します。つきましては、下記のとおり企画展の記者発表を行いますので、ぜひ取材くださいますようお願いいたします。
記
記者発表
日時 令和3年2月10日(水)午後1時から
場所 鳥取県立博物館2階講堂および企画展示会場
企画展の概要
展覧会名 「生誕110年 岡本太郎 ─パリから東京へ」
会期等 令和3年2月11日(木・祝)から3月21日(日) 休館日:会期中の毎週月曜日 午前9時から午後5時 ※入館は閉館の30分前まで
観覧料 一般800円(前売・20名様以上の団体料金・大学生・70歳以上600円)
会場 鳥取県立博物館 第1・2特別展示室
主催 「岡本太郎展」実行委員会(鳥取県立博物館、日本海テレビジョン放送株式会社)、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛 ライオン、大日本印刷、損保ジャパン、モリックスジャパン、吉備総合電設、三和商事、鳥取県情報センター
企画協力 川崎市岡本太郎美術館
協力 岡崎市美術博物館、The Seligmann Center of the Orange County Citizens Foundation, Chester, New York、Weinstein Gallery, San Francisco、Yale University、日本通運
趣旨 岡本太郎(1911―1996年)は、名実ともに戦後日本における「顔」としてお茶の間にも広く知られた前衛芸術家です。一方で戦後の日本、とりわけ1950年代には、国内でいくつかの展覧会を企画して同時代の欧米の前衛芸術を紹介したことが知られます。岡本がこうした役割を担うに至った背景には、戦前に10年間を過ごしたパリで築いた同地の新進気鋭の芸術家らとの交流が大きく横たわっています。欧米の前衛芸術家達との交友関係は戦後にも続けられ、彼らの作品は岡本を介して日本で初めて紹介される機を得ました。これを契機として国内ではアンフォルメルや抽象表現主義といった同時代の欧米の美術への関心が深まり、1950年代中盤以降の日本の現代美術の進路を定めることになったのです。会期中に生誕110年を迎えるこの本展では、67点の岡本作品を含め180点を超える同時代の作品を展示し、オーガナイザーとしての岡本の知られざる側面に迫ります。
企画展の見どころ
1 戦前のパリで岡本が親交を深めた前衛芸術家らの作品紹介
前衛芸術家団体「アプストラクシオン・クレアシオン協会」のメンバー、ダリやマン・レイらシュルレアリスト達、そして共に「ネオ・コンクレティスム」を標榜したクルト・セリグマンらが同時代に手掛けた一連の作品をご紹介します。
2 オーガナイザーとしての岡本の仕事に関連して戦後に活躍した国内外の作家を展観
岡本が1950年代に国内で企画した「第3回読売アンデパンダン展」と「世界・今日の美術展」で紹介されたジャン・フォートリエ、カレル・アペルらの作品、またこうした欧米の作品に感化され新しい表現の模索に取り組んだ国内作家による作品を展観します。