自然の窓『はねのミニ博覧会』の展示について
2017年05月18日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:自然担当
電話番号:0857-26-8044
鳥取県立博物館では、自然の窓コーナーにおいて『はねのミニ博覧会』を展示しています。この展示は、今夏開催の企画展「つばさの博覧会」のプレ展示でもあります。
記
展示趣旨
地球の歴史上で、自力で空を飛ぶ能力を獲得した動物は、昆虫類、翼竜類、鳥類、コウモリ類の4グループだけである。この中で最初に空を飛んだのは昆虫であり、およそ4億〜3億3千万年前にさかのぼる。また、飛翔器官については、昆虫以外は運動器官であった前肢(腕、指)を変化させ、つばさとして利用したものであるが、昆虫は「翅(はね)」という新たな器官を進化させた。この翅の獲得により、昆虫は地球上の動物の約75%を占めるまでに繁栄した。さらに翅には、飛ぶ以外にも、防衛、擬態、アピール、発音などの用途に進化したものもある。この展示では、このような多様な昆虫の翅を標本で紹介する。
展示期間
平成29年5月11日(木)から平成29年7月7日(金)まで
展示場所
鳥取県立博物館 自然展示室「自然の窓」コーナー
展示内容
標本:さまざまな昆虫の「翅(はね)」
・モルフォチョウ、コノハチョウ、フクロウチョウなどの世界の蝶類
・コノハムシ、オオコノハギス、オオバッタなどの世界の直翅類
・バイオリンムシ、ゾウムシ、コーカサスオオカブトなどの世界の甲虫類
・シオカラトンボやアブラゼミなどの身近な昆虫類
解説:
・地球上ではじめて空を飛んだ昆虫
・飛ぶ以外の用途に進化した翅
その他:企画展「つばさの博覧会」の予告
問合せ先
鳥取県立博物館 主幹学芸員 川上 靖(かわかみ やすし)
電話:0857-26-8044/ファクシミリ:0857-26-8041