狛犬 大集合!−写真で見る鳥取県の狛犬−(「歴史の窓」コーナー展示替え)
2011年11月04日提供 資料提供

提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:人文担当
電話番号:0857-26-8044

神社の参道などに設置されている石造の狛犬は、威厳のある、あるいは愛嬌のある姿や表情で多くの人びとに愛されています。その形状は、制作された時代や地域によって異なり、多種多様な姿を見ることができます。
県立博物館では、県内の狛犬の特徴を把握するため、平成22年度に「鳥取県内の狛犬調査」を開始し、今年10月末までに調査員約90名で約670件の狛犬を確認しました。現在も調査は継続中です。
今回の展示では、これまでの調査で明らかになった鳥取県内の狛犬の特徴及び珍しい姿の狛犬を写真で紹介します。
記
調査により判明した鳥取県の狛犬の特徴等(一部)
(1)因幡・伯耆の神社の参道に石造狛犬が置かれるようになるのは、18世紀末から。
(2)県内の最古級の狛犬は、筒状で先端が丸くなった長毛の尾(丸尾)を有する。
(3)長毛で先端の尖った筒状の尾(立尾)を持つ狛犬が、19世紀前半から普及する。
(4)県境付近では、広島、近畿と同型の狛犬が江戸時代末から見られる。
(5)島根県には(2)・(3)の特徴を有する、より制作年の古い狛犬が存在することから、鳥取県の狛犬は島根県の影響を受けて誕生、変化したものと推測される。
写真パネルで紹介する狛犬(一部)
(1)県内最古の狛犬
・貴布禰神社(米子市、天明4年〈1781〉の作)
(2)山陰地方最古級の狛犬(主な特徴:尻尾の先端が丸い〈丸尾〉)
・八幡神社(米子市、寛政5年〈1793〉の作、伯耆で2番目に古い)
・室神社(鳥取市国府町、寛政12年〈1800〉の作、因幡で最古)
(3)青谷の石工・川六の狛犬
・鷲峯神社(鳥取市鹿野町、万延元年〈1860〉の作、狆タイプで他に類例なし)
(4)ユニークな形状の狛犬
・大正神社(琴浦町、元治元年〈1864〉の作、とぐろを巻いた尻尾が珍しい)
・國信神社(大山町国信、文化9年〈1812〉の作、右前足を上げる「招き狛犬」)
展示期間
11月15日(火)から平成24年1月15日(日)まで
会場
鳥取県立博物館 歴史民俗常設展示室「歴史の窓」コーナー
問い合わせ先
県立博物館 学芸課人文担当 石田敏紀
(電話)0857−26−8044
(ファクシミリ)0857−26−8041
