自然の窓『標本工芸家「田口秀峰(たぐち・しゅうほう)」の世界』の展示について
2016年04月28日提供 資料提供

提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:自然担当
電話番号:0857-26-8044

田口道夫(たぐち・みちお)【雅号:秀峰(しゅうほう】氏(1943〜)は、千葉県市川市において1976年から、魚類・甲殻類などのはく製標本の道に入り、1988年から2012年までは有限会社東洋近代美術研究所の代表として、標本製作の活動をされてきた。鳥取県立博物館自然展示室のリュウグウノツカイやズワイガニなどの魚類・甲殻類はく製のほとんどは(有)東洋近代美術研究所製作のものである。この度、田口氏からシーラカンスの魚拓標本が当館に寄贈された。これを機に、標本工芸家・田口秀峰の世界の一端を紹介する。標本工芸家・田口秀峰の技法の独自性は、特許(2046151号)として認定されていたことからもわかるが、再現性についても対象生物の形態や生態を第一線の研究者とともに探究し、その成果を標本に反映されるなど、国内外で高く評価されている。現在は、標本の企画展示などのアドバイザーとして活躍されている。
記
展示期間
平成28年4月28日(木)から平成28年7月6日(水)まで
展示場所
鳥取県立博物館 自然展示室「自然の窓」コーナー
展示内容
◇シーラカンス(魚拓標本200センチメートル×110センチメートル)1点:1981年12月31日 グランドコモロ島(コモロ連合)沖 捕獲個体
◇甲殻類(はく製標本)15点:ヤシガニ/モンハナシャコ/イボテモドキ/ソバガラガニ/ツノメチゴガニ/ルリマダラシオマネキ♂♀/ベニシオマネキ♂♀/イソカニダマシ/イボショウジンガニ/カクレイワガニ♂♀/マルバガニ/アシナガツノガニ
◇魚類(はく製標本)10点:オショロコマ/アユモドキ/ナマズ(黄色個体)/コイ(カガミゴイ)/タカクラタツ/ユキフリソデウオ/ハコフグ/イシガキフグ/コショウダイ/ニザダイ
◇爬虫類(はく製標本)1点:セグロウミヘビ
◇哺乳類(レプリカ標本)1点:コマッコウ(胎児)
問合せ先
鳥取県立博物館 主幹学芸員 川上 靖(かわかみ やすし)・主任学芸員 一澤 圭(いちさわ けい)
電話:0857-26-8044/ファクシミリ:0857-26-8041
