「山陰海岸ジオパークのメダカの自然史」の展示について
2010年05月21日提供 資料提供

提供課等:教育委員会博物館
担当/係名:自然担当
電話番号:0857-26-8044

鳥取県立博物館では、下記のとおり「山陰海岸ジオパークのメダカの自然史」の展示を行います。
日本のメダカは、日本列島の形成に伴った地理的な分断により2種類に分化しており、現在、その雑種(ハイブリッド)集団が山陰海岸ジオパークのエリア内に分布しているという、山陰海岸ジオパークに関する新しい知見を紹介する内容です。
記
展示テーマ
「山陰海岸ジオパークのメダカの自然史〜日本列島の形成とともに進化した日本のメダカ〜」
展示趣旨
日本のメダカは姿がよく似ていますが、南日本と北日本でDNA(遺伝子)が大きく異なっており、「メダカ南日本集団 Oryzias latipes latipes」と「メダカ北日本集団 Oryzias latipes subsp.」に分けられている。最近これらのメダカが分かれた年代は、今までの説より4倍も古く、約1800万年前までさかのぼるという研究成果が発表された。約1800万年前というと、アジア大陸から日本列島の南半分と北半分が別々に分離し始めた時期であり、メダカの南北集団は、日本列島の形成による地理的な分断にともなって進化したと考えることもできる。
この南日本メダカと北日本メダカの境界は、山陰海岸ジオパーク・エリアの東端と一致しており、驚くことに南日本と北日本のメダカの雑種(ハイブリッド)が、山陰海岸ジオパーク内の円山川(兵庫県豊岡市)や岸田川(兵庫県新温泉町)などに生息している。この展示では、日本列島形成の歴史を背負った、山陰海岸ジオパークのメダカについて、実物と標本およびパネルなどで紹介する。
展示期間
平成22年5月21日(金)〜平成22年8月26日(木)
展示場所
鳥取県立博物館 自然資料紹介コーナー(自然展示室内)
展示内容
◇メダカ南日本集団と北日本集団の分布と進化について(パネル)
◇山陰海岸ジオパーク内にいるハイブリッド・メダカと山陰型メダカ【実物:水槽飼育展示】
◇メダカのアクリル封入標本
◇その他の淡水魚の生物地理(剥製標本とパネル)
