米子と鳥取の2会場で開催!鳥取県ミュージアムネットワーク連携事業 米子市美術館・鳥取県立博物館共同企画生誕100年記念「杵島隆(きじま・たかし) ―不滅のパイオニア精神(スピリット)」
2020年10月23日提供 資料提供
提供課等:教育委員会(事務局)博物館
担当/係名:美術振興課
電話番号:0857-26-8045
鳥取県ミュージアムネットワークの共同企画展覧会として、米子・鳥取の2館が所蔵する写真コレクションから構成した、今年で生誕100年を迎える杵島隆の写真展を開催します。
ついては、ぜひ両館の展示を取材してくださいますよう、お願いします。
記
展覧会の概要
第二次大戦後、米子市大篠津町の自宅を暗室に写真を独学で修めた杵島隆(きじま・たかし/1920(大正9)年−2011(平成23)年)は、1947(昭和22)年の初個展で植田正治(うえだ・しょうじ)と知己となり、以来植田を師に本格的に写真に取り組みます。杵島は35歳にして上京、広告制作会社「ライトパブリシティ」への入社をきっかけに広告写真の世界に飛び込み、それまでに培ったマチエールの描写や画面の構成力を生かした仕事で一躍スターダムに登り詰めます。一方自身の作品制作にも勤しみ、1958(昭和33)年には個展「裸」において桜田門や銀座、丸の内の街中で撮影したセンセーショナルなヌード写真を発表し、大きな話題を呼びました。
本展は、米子市美術館と鳥取県立博物館の2館を会場に、杵島隆の活動の軌跡を辿ります。米子市美術館では、初期の米子時代の作品から、広告写真の試作や懸賞入選作、代表作であるヌードの連作、晩年の蘭の大作を一堂に展示し、その仕事の全貌を紹介します。鳥取県立博物館では、会期を二期に分け、前期では米子時代に焦点を当て、その初期代表作とともに、大きな影響を受けた植田正治と土門拳(どもん・けん)のふたりの師の作品、並びに同時期に植田の元に集まり、写真雑誌を舞台に活躍した「写真家集団・エタン派」主要メンバーの代表作を紹介します。後期では、「杵島作品における女性像」をテーマに展示を構成します。
会場と会期
米子市美術館 第2展示室 令和2年10月25日(日)から11月29日(日)[水曜休館]
鳥取県立博物館 美術常設展示室 前期:令和2年10月14日(水)から12月6日(日)
後期:令和2年12月9日(水)から令和3年1月31日(日)
[10月26日, 11月16日, 24日, 12月14日, 28日から1月3日, 12日, 18日, 25日は休館]
観覧料
米子市美術館 330円 ※文化の日[11月3日(火・祝)]と関西文化の日[11月14日(土), 15日(日)]は無料
鳥取県立博物館 180円 (団体料金等はチラシ参照)
主催
米子市、米子市教育委員会、一般財団法人米子市文化財団 米子市美術館、鳥取県立博物館
共催
杵島隆顕彰会
協力
鳥取県ミュージアムネットワーク
関連イベント
ギャラリートーク 日時:10月31日(土)午後2時から (申込不要) 会場:米子市美術館
問い合わせ先
米子市美術館(米子市中町12) 電話0859-34-2424 (担当:小川) 鳥取県立博物館(鳥取市東町2-124) 電話0857-26-8045(担当:美術振興課 赤井)