新井三嶋谷墳丘墓 にいみしまだにふんきゅうぼ

所在地 岩美郡岩美町新井
主な時代 弥生時代終わり頃(約1900年前)
概 要 弥生時代後期初頭の方形の墳丘墓(ふんきゅうぼ)です。1号墳丘墓と2号墳丘墓があり、1号墳丘墓は南北約26m、東西約18m、高さ最大約3mで、墳頂部に3基の埋葬施設(まいそうしせつ:遺体を納めたところ)が確認されています。また、2号墳丘墓でも2基の埋葬施設が見つかっています。
1号墳丘墓は弥生時代後期初頭の墳丘墓では国内最大級の規模を誇り、因幡地方において墓上で土器を破砕する祭祀(さいし)の初期の可能性を示しています。
1号墳丘墓に先行して築かれた2号墳丘墓とあわせ、県東部地域の弥生時代の墓制や社会構造などを知るうえでキーとなる遺跡です。
報告書 『新井三嶋谷墳丘墓発掘調査報告書』岩美町教育委員会2001
『新井三嶋谷遺跡発掘調査報告書』岩美町教育委員会2001
備 考 「とっとり文化財NAVI」に掲載

調査後の全景(手前が1号墓) (岩美町教育委員会提供)

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