松原1号墓 まつばらいちごうぼ

所在地 鳥取市松原
主な時代 弥生時代終わり頃(約1900年前)
概 要 湖山池南西岸の丘の上に造られた墳丘墓(ふんきゅうぼ)で、一部失われているものの長辺16~17m、短辺13.6mの長方形をしていたと推測されます。
墳丘の上には埋葬施設(まいそうしせつ:遺体を納めたところ)が6基あり、墳丘の斜面や裾には8~10基の埋葬施設のまとまりが4箇所確認されました。
墳丘上の埋葬施設には鉄でできた武器やガラス製の玉類が出土しました。特にガラス製品の量(約1200点)はこの時期の鳥取県の遺跡では例がなく、これらを生産したと思われる京都府北部地域との交流がうかがえます。
報告書 『松原1号墓』財団法人鳥取市文化財団2012
備 考  

全景(湖山池を見下ろす立地)

お墓に納められていた鉄製品とガラス玉

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