| 所在地 | 鳥取市福部町湯山 |
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| 主な時代 | 古墳時代中頃(約1600年前) |
| 概 要 | 鳥取市福部町の西側の砂丘と山にはさまれた平野は、縄文海進のときに海が入り込み、その後も入り海としてつながっていて、その名残として「湯山池」が明治時代まで残っていました。古墳はこの池を見下ろせる南側の山の上に造られています。 墳丘(ふんきゅう)は直径約13mの円形をしています。 墳丘の中央には板石を組み合わせて造った棺があり、中からは鉄でできた刀と鏃(やじり:矢の先端につけた刃)、よろいとかぶとが見つかりました。 かぶとは長方形の鉄板を組み合わせてつくるのがほとんどですが、この古墳で見つかったものは長方形の長い辺が山側にとがる、ヒイラギのような形をしています。このような形は全国でもあまり例がなく、県の保護文化財に指定されています。 |
| 報告書 | 『湯山6号墳発掘調査報告書』福部村教育委員会1978 |
| 備 考 | 「とっとり文化財ナビ」に情報あり(小札鋲留眉庇付冑:こざねびょうどめひさしつきかぶと) |

ヒイラギ形の鉄板を鋲でとめて作ったかぶと