金田瓦窯跡 かねだかわらかまあと

所在地 西伯郡南部町金田
主な時代 飛鳥時代(1300年前)
概 要 金田瓦窯跡は、小松谷川とその支流の」の谷底平野に面した斜面にあります。山の斜面をトンネル状にくり抜いてつくられた登り窯で、通常は残らない天井に至るまでほぼ完全な状態で残されたとても珍しい瓦窯跡です。昭和15年(1940年)頃に発見され、昭和51年(1976)年に県指定史跡に指定されています。
平成30・令和元年度に行われた発掘調査では、窯の全長が7.1mあることが判明しています。出土品には軒平瓦(のきひらがわら)や平瓦、丸瓦などがあり、軒瓦の文様から伯耆町の白鳳寺院(はくほうじいん)である大寺廃寺(おおてらはいじ)や、大寺廃寺に隣接する会見郡衙(あいみぐんが:郡の役所)の瓦を生産していたと考えられます。
報告書 『県史跡 金田瓦窯跡』南部町教育委員会2020
備 考  

トンネル状に残る窯の内部(南部町教育委員会提供)

窯の前面のようす(南部町教育委員会提供)

前のページに戻る