- 鳥取県人権尊重の社会づくり協議会 -
令和3年度第1回鳥取県人権尊重の社会づくり協議会会議録
開催日時令和30521日(曜日) 01:30 PM 03:30 PM
開催場所鳥取県庁
講堂
出席者名荒益正信;松田博明;原田伸吾;松村健司;福永幸男;井上菜穂;米田怜美;山本充延;松村久;景下明美;ラ・ウェ・ビン;池谷千恵;中瀬香里;渡部一恵;森山慎一;山根恒;中井浩;藤原美香;山本真輝;鈴木直子;石山雄貴;北村秀徳;三谷昇
議題【議事】
 (1)会長の互選、会長代理の指名について
 (2)差別事象検討小委員会の設置について
【協議事項】
 鳥取県人権施策基本方針改訂(第4次改訂)について
【報告事項】
 (1)人権尊重の社会づくり相談ネットワークの運用状況(R2)ついて
 (2)差別事象検討小委員会の開催概要(R2)について
問い合わせ先総務部 人権局人権・同和対策課
0857-26-7590
その他(1)公開又は非公開の別
公開
(2)傍聴者数
0
(3)その他(会議資料等)
01次第.xdw01次第.xdw 02資料1〜5 人権施策基本方針(第4次改訂).xdw02資料1〜5 人権施策基本方針(第4次改訂).xdw 03資料6 人権尊重の社会づくり相談ネットワークの運用状況.xdw03資料6 人権尊重の社会づくり相談ネットワークの運用状況.xdw  04資料7 差別事象検討小委員会の開催概要.xdw04資料7 差別事象検討小委員会の開催概要.xdw

会議内容:
 ■:議長発言、〇:委員発言

【議事】
(1)会長の互選、会長代理の指名について
  会  長:荒益委員(事務局案)  委員全会一致 承認
  会長代理:北村委員(会長が指名) 委員全会一致 承認
 
(2)差別事象検討小委員会の設置について
※事務局案により、小委員会委員について会長が指名(6名) 
委員全会一致 承認
(小委員会委員)
松田博明委員、池谷千恵委員、中井浩委員、山本真輝委員、北村秀徳委員、荒益正信委員
 
【協議事項】鳥取県人権施策基本方針(第4次改訂)について

■ 「鳥取県人権施策基本方針(第4次改訂)ついて」の説明を事務局にお願いしたい。
 
(事務局が、資料1〜5について説明)

■ 改訂に係わっての質問等、委員の皆さんより意見をいただきたい。
  また、標記についてわかりやすい表現なのか等も含め、ご意見をいただきたい。

〇 条例改正により「被差別部落出身者」に表記が改まったことは画期的であり、これは差別してはならないという強い意識で差別を無くしていくという表現になってきていると感じた。

〇 デジタル化が進んでいるので個人情報の保護の観点は重要。自分の情報が知らないうちにネットに公表されている問題が多々発生しており対策が必要と考える。

〇 以前から大学生の相談はあったが近年高校生も増えてきており、大学生の周囲のLGBTに対する理解と高校生の受け入れには温度差があり対策が必要と考える。

〇 高齢者はインターネットやカタカナの文字は理解しにくいため、括弧書きで日本語で分かりやすく記載してもらうなど配慮をお願いしたい。

〇 成年後見において、様々な問題を一人あるいは一機関で対応するのは困難であり、機関連携及びチーム支援が一番重要だと感じている。包括的重層的な支援体制をどう作っていくのか、この辺りを新しい改訂の中にどのように盛り込んでくるのか関心がある。
〇 コロナに係る発生情報やワクチン接種等の情報が外国人のところへはなかなか届いていない。大切な情報が届かない弱い立場である外国人の方々をどうサポートしていくのかが我々の役目である。

○ 感染症だけでなく、あらゆる病気が差別を生んだり苦しんでいる方がいる中で、コロナだけでなく
全ての病気に関わる人たちの人権が守られると受け取れる表現を検討していいただきたい。

 犯罪被害や交通事故の被害だけではなく、事実と違うことを噂又は報道されたり、ずっと言われ続けるといった、二次的な被害に基づく人権問題も存在していることを認識した上での記載としていただきたい。

 従前は子どもたちにインターネットに距離を置いたり利用に制限をかけた教育をしてきたが、この春から生徒全員にタブレットを配布し活用するGIGAスクール構想が始まり、これからsociety5.0となっていく中で対応を変える必要がある。

〇 昨今のパワハラ、セクハラ、モラハラに加え昨年はコロナによる誹謗中傷等の相談が多く寄せられた。差別に関すること、人権の問題というのは今後企業が取り組んでいかなければならない課題であり、企業は人権研修や人権に係る取組を継続的に行っていくことが重要と感じる。また、「ビジネスと人権」という表記より「職場における人権問題」のほうがしっくりくると感じているので意見としてあげたい。

〇 第6章の「共通して取り組む重要施策」については、全体像を示していく中で柱立てしたほうが良い。SDGsを入れるのであればSDGsのゴールに基づいて、それぞれの人権施策を横刺しにしていくのが良いと思う。第6章は鳥取県将来ビジョンに基づいているものであり方向性は正しい。ここをどのような形にしていくのか検討していただきたい。

■ 人権施策基本方針は、事務局が中心となり庁内で検討され、次回の協議会で素案が提示される。
 委員は、各人権課題、人権教育・啓発、相談活動等に関わるところを、検討し、意見を出していくという形で進めていくということでよろしいか。また、施策の基本方針、改訂に係る概要あるいはスケジュール案について、概ね了解するということでよろしいか。
  
【報告事項】
(1)人権尊重の社会づくり相談ネットワークの運用状況(R2)について(資料6)

  ※事務局説明  ※委員:異議なし

(2)差別事象検討小委員会の開催概要(R2)について(資料7)

 ※事務局説明  ※委員:異議なし

■ 本日の審議は以上で終了する。

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