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鳥取県人権尊重の社会づくり協議会人権意識調査実施検討小委員会
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第5回鳥取県人権意識調査実施検討小委員会 第3回会議
会議録
開催日時
令和
2
年
01
月
10
日(
金
曜日)
10:00 AM
〜
12:00 PM
開催場所
県庁第2庁舎
第29会議室
出席者名
荒益 正信; 三谷 昇; 児島 明; 日野 育子
議題
調査票案及びクロス集計項目についての検討について
問い合わせ先
総務部 人権局人権・同和対策課
0857-26-7592
その他
(1)公開又は非公開の別
公開
(2)傍聴者数
0
人
(3)その他(会議資料等)
第3回検討小委員会資料(掲載用).xdw
会議内容:
●概要
第5回鳥取県人権意識調査票について事務局案をお示しし、概ね委員からの同意を得た。今回出た調査票への意見については、事務局内でさらに協議し、修正したものを再度確認いただくこととする。
【協議事項】
調査票案及びクロス集計項目についての検討について
(資料1、2に基づき事務局が説明)
○委員意見
【全体について】
・調査票全体を通して、16歳の子どもたちにわかる表現となっているのか。
・教育・啓発活動についての問がぽんと来ているのは、少し違和感がある。
・個別分野の選択肢がポイントみたいな形での設計になっているが、それと次に求められている施策とがどうリンクしていくのか。
・調査設計をする中で、知的な領域と理解認識の領域と態度の領域と、感情の領域がある。それぞれの調査項目、選択肢でどれをねらうのかをしっかりすることが大切。行動から意識を把握できることも大切。差別意識の構造と領域と、量的なことではなく質的な変化を入れないとよい選択肢は成立しない。
・ここに答える必要がなければこっちというような図式化がされているほうが、答えやすいのではないか。
【人権全般について】
・相談窓口の選択肢について、身近なものから並べたほうが、答えやすいのではないか。
【教育啓発活動について】
・人権についての教育・啓発に関する考えについて、理念的にこういうことが正しいということが並んでいて、後の回答をする時に影響するのではないか。この問の全体の中での位置づけを、もう少し考えてもよい。
【同和問題について】
・同和問題の教育・啓発にとって、同和地区の起源の理解のあり方を問う設問でなく、同和問題の理解・認識の状況の把握が求められる。
・部落差別の厳存は「部落差別解消法」により決着済のため、部落差別の現状を問うものは削除すべき。
・結婚差別は、前回の調査項目に戻してはどうか。当事者にとっては、苦痛になる設問には間違いないが、自分の行動を問われたときに、本音の部分が出てくるのではないか。
【男女共同参画について】
・問15(1)〜(3)は意識を問うもので、(4)は行動を聞くということに、どういう意図のもとでこうなったのか。
【障がいのある人について】
・優生思想についての設問は必要だが、10年以上前のことを聞いて何になるのか。アンケートの結果で「聞いたことがある」人が多かった場合、その結果をどう生かすのか。
【インターネット上の差別について】
・インターネット上で差別書き込みを見たときの行動として、拡散すると内心では思っていても、正直に答えないのではないか。インターネット上の情報を信用するとか、信用して広げるとかのほうが聞きたい。様々な人権を侵害している大きな要素となっているので、もう少しわかりやすく選択しやすいものとしたほうがよい。
【属性・クロス集計項目ついて】
・性別については、答えたくないという選択肢が必要なのではないか。
・性別のところに「その他」を入れて、注意書きをしたほうがよい。
・男女だけでなく、別の選択肢を入れたほうが、県民への意識付けとなる。
・性別をなくすことは、将来的に目指すところとしてあるが、今の段階でそれを全くなくしてしまうことで見えなくなってしまうことのほうが大きいのではないか。
・年齢については、高齢者とのクロスを考えた時に、この分け方だとクロスしにくいのではないか。
・年齢の分け方は、10歳きざみで仕方ない。
・18歳以下の子どもの有無とのクロスや、同居または生計を同一にしている65歳以上の有無とのクロスは、する必要があるのか。
・教育・啓発と性別とのクロス集計が必要なのではないか。
・性別について、もう少し他の分野でもクロスをかけたほうがよいのではないか。
・課題やこれから取り組まないといけない重要性をあぶり出すためにも、性別によるクロスは必要。
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