- 鳥取県青少年問題協議会 -
令和６年度第２回鳥取県青少年問題協議会会議録

開催日時	令和7年02月04日（火曜日） 03:00 PM 〜 04:15 PM
開催場所	鳥取県庁　 特別会議室（議会棟3階）
出席者名	吉田委員; 谷岡委員; 福田(健)委員; 岩見委員; 藤野委員; 山本委員; 中島委員; 福田(大)委員; 白川委員; 小早川委員; 古田委員; 竹内会長
議題	鳥取県青少年健全育成条例の改正案について
問い合わせ先	子ども家庭部 家庭支援課 0857-26-7076
その他	（１）公開又は非公開の別 公開 （２）傍聴者数 0人 （３）その他（会議資料等） 次第.pdf委員名簿.pdf【資料１】青少年健全育成条例の改正案について.pdf【資料２】1月30日記者会見パワポ.pdf【資料３】鳥取県青少年健全育成条例(令和7年2月4日時点).pdf

会議内容：
○協議事項
鳥取県青少年健全育成条例の改正案について
・資料１〜３に基づき、現在県で検討中の鳥取県青少年健全育成条例の改正案について、事務局から説明した。
・出席委員より、以下のような発言があった。

<委員の主な発言>
・改正は大賛成。ペアレンタルコントロールは保護者への責任となっているので、保護者が適切に管理徹底できるよう学校を通じて周知してほしい。
・青少年は地域との関わりの中で育っていく。例えばSNSの適切な利用方法の習得について「保護者、学校関係者、関係団体は」のあたりに「地域」を入れるなどして、地域を巻き込むことも大事。
・改正案はいいと思うが、一般の人は条例を読まないので、内容をしっかり広報してほしい。
・メディアリテラシーの推進拠点と相談窓口が一緒になれば理想的。
・暴行、強盗、窃盗などの場所の提供等の規制は、刑法上の幇助や教唆など、他の法律で既に規制の対象になっている。趣旨は賛成だが、児童ポルノも含め、あえて条例で処罰対象とする必要性があるのか。
・時勢に合わせた条例改正だが、「闇バイト」という文言をそのまま使うと、この先呼称が変わったり他の犯罪類型が出てきたときに対応できないのでは。特殊詐欺にも関連している話。
・ペアレンタルコントロールや適正な利用に関する努力義務は、行き過ぎると、例えばLINEも許可してもらえないなど子どもの権利を制限する側面がある。スマホはこどもにとっても大事な情報交換等を行うツールであり、スマホを持つ意味がなくなるような状況になってもいけない。
・大人だけで考えるのでなく、話し合いに子どもも参加して、自ら考える機会を提供するのも良い。
・子どもたちが、なぜ闇バイトやオンラインカジノに手を出すのか、解決のために何が必要なのかも考えるべき。
・SNSの検索方法や使い方はメディアリテラシーの問題であり、そこを教えることが重要。
・子どもたちに起こり得る危険性について想像力を働かせながら保護者が対応できるよう、しっかりとした体制を整えていきたい。
・条例案は今の時代にまさにマッチしているが、この条例をもとに、保護者や学校、関係者、地域の方々に浸透して、フィルタリング実施率が50％から70％、80％と高くなっていくにはどうしたらいいかという実効的なところを踏まえて進めていくのが大切。
・闇バイトや性的搾取等の脅威から青少年を保護するというのが現実の課題としてあり、その問題意識の中で改正案が策定されることとなったと承知しており、その趣旨には非常に共感。

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