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鳥取県人権尊重の社会づくり協議会
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平成27年度第3回分野別検討委員会(第2小委員会)
会議録
開催日時
平成
27
年
11
月
17
日(
火
曜日)
10:00 AM
〜
11:45 AM
開催場所
県庁第2庁舎 4階
第29会議室
出席者名
アベ山田 マリア ルイサ; 大月 悦子; 田中 完治; 三谷 昇
議題
鳥取県人権施策基本方針第3次改訂について
問い合わせ先
0857-26-7590
その他
(1)公開又は非公開の別
公開
(2)傍聴者数
0
人
(3)その他(会議資料等)
次第_2711.pdf
資料1 第3次改訂資料案_2710.pdf
会議内容:
〇委員発言、◇事務局発言
【冒頭】
◇本日の出席は、委員7名中4名の出席。総委員の過半数に達しており会議は成立。
【議事】
議事1.鳥取県人権施策基本方針(第3次改訂)について
ア 各個別分野「現状と課題」「施策の基本的方向」について
〈男女共同参画に関する人権問題〉
〇現状と課題で課題がぽつぽつと書かれている。意識調査の中でこういう課題が出てきたというように一つにまとめて表現した方がよいのでは。意識調査の結果の中で特に固定的な役割分担意識が強いのが男女の生き方を阻害し
ているという大前提があり、男性の生きづらさにもつながっている。そのあたりの整理をお願いしたい。また、自死率や就業率の記述があるが、出典を明らかに。(P19現状と課題)二つ目の○のところで「条例を制定し、男女共同参画社会の
実現を目指し・・・」とあるが、男女共同参画社会の実現を目指して条例が制定されたと思うので書き方を検討してほしい。
◇固定的な役割分担意識が問題であることは認識しているが男女共同参画というのは一つの問題だけを切り取るのは難しい。その辺の整理はしっかりしていきたい。自死率は警察発表の数値。就業率は国勢調査を引っ張ってきている。
データから読み解ける記載をする。条例で県としてやっていく、男女共同を頑張ろうと考えている。表記については検討する。
〇(P19の5つ目の○)「男性の自死率は・・・側面などがあります」とあるが、「あります」と断定してよいか。「〜の結果、・・・がうかがえます」とした方がよいのではないか。女性活躍推進法についても記載するとよい。
◇(資料1)P11の企業への啓発で女性活躍推進法に触れているが企業向け以外の面もあるので現状と課題に記載したい。
〇女性活躍推進法は27年成立だが、年表は26年までになっている。27年の記載も追加してほしい。
◇漏れがあるので最新のものにしたい。
〇審議会や協議会の女性の参画率など女性の機会均等についての課題はないのだろうか。現状と課題ということになると全体的な傾向と個別の課題という分け方ができると思うが、順番の整理をしないと読んだ人が大きな括りの中での課題
の見分け方がしにくい印象を持った。また、行が空いているところと空いていないところがあってわかりにくい。
〇現状と課題を読むと何が現状なのかわかりにくい。取組が書いてあるのでは。どんな取組をして、どんな課題があるかという感じ。構成の仕方がちょっとわからなかった。「取組と課題」だったらすんなりいくと思う。
〇今までやってきたことへの評価と同時に新たな課題に対してどういう視点で取り組もうとしているのかをある程度押さえておく必要がある。
〇対応別に分けながら、その中での現状がどうなのか、新たな問題が出ればどう取り組んでいくか、体制をどうしていくか、文章は全体を分けた書き方にした方が読みやすい。この文章が57万人の県民に対するものならば、文章の焦点をどこ
にあてるのか。その辺りのバランスを考えながら文章を作成すべき。読んでわかりやすい文章に。
◇読んでわかりやすいような文章にしたい。併せて施策と現状と課題の対応関係については順番を変えるなど文章の構成を工夫したい。
〈外国人の人権問題〉
〇「現状と課題」の最初の○を「県内に在住の外国人登録者は3800人であり、それは県人口の0.7%であり、うち3分の1が韓国・朝鮮籍の人です」という表現の方がよいのではないか。(「現状と課題」の)下から2番目の○の「人権意識調
査によると・・・」で意識調査の実施年を記載してほしい。また、意識調査の結果、「わからない」が多い。それだけ県民が無関心であるというのが課題と表記してはどうか。
◇事務局と相談して他の項目と合わせた書きぶりにしたい。また、下から2番目についてもより具体的に問題を書いた方がというご指摘だと思うので修正したい。
〇2つ目の○のところで県内在住のニューカマーの数は横ばいとあるが、日本人と結婚した配偶者の記載が抜けている。ここで書かれている留学や就学の場合は一時滞在だが、結婚などは定住になる。定期便や貨客船でやってくる人など
観光客が増加しているということだが、それと定住者との関連をどのように位置づけるか。外国人の枠組が外国籍者だけではなくなっているのが鳥取県での現状。外国籍を持つ子どもは少ないが、ルーツを持っている子どもは多い。その辺り
に目を向けた表現を現状と課題に入れてはどうか。オールドカマーの課題を整理し、新たに来る人たちに応えていくための体制づくりなども現状と課題に入れる必要があるのではないか。意識調査の「わからない」の課題提起の仕方が問題
だと思う。意識の薄さが目立つのは確かに問題だが、薄さを作っているのは果たして何なのか。意識の薄さが目立つ要因をもっと突っ込んで書いてもよいのではないか。
〇(施策の基本的方向)(5)で〜したり、〜したりと書いているが、表記が軽い感じがする。もう少し表記を工夫してほしい。
〇教育の視点は日本人の子どもたちを意識した文章になっている。当事者にとっての学校教育というのは何なのか、外国人児童に対する教育の充実と書いてあるけれども基本的には学校教育の中に当事者性と周りにいる子どもたちとの関係性を書いていないといけないのではないか。外国人児童に対する教育の充実だけではなく、全体としてど
ういう方向性で教育をするかが書かれていないといけないのではないか。
◇(5)の「〜したり、〜したり」というのは多言語での提供に加えてもう一つ追加したため。決して多言語で提供することを軽んじている訳ではないが、表現については検討したい。また(1)の教育・啓発の推進で書くときに当事者と周りの両方を主語にして読めるように書きたい。(5)については個々に対する支援に至るまでの前提の部分についてもう少し記載を工夫したい。
〇(1)の「環日本海諸国の・・・」とあるが、目的は自分と異なる生き方や考え方を認めるということがメインにあって、それで環日本海諸国の文化・歴史を指導するという表現の方がよいのでは。環日本海諸国のと書くとそこだけ対象にした表現にとられないか。(1)の記述は教育指針を抜き出したものか。
◇(1)は教育指針を引っ張ってきたもの。目指すものは何で、やっていることは何かの関係についてはあった方がいいということなので記載するようにしたい。
〈犯罪被害者の人権〉
〇(P43の最初の○)「未だに・・・」とあるが、5年前に比べて〜というように数値を入れてみてはどうか。
〇認知件数などのデータはあるので10年くらい前からの減少傾向を書くようにしてほしい。
〈性的マイノリティの人権問題〉
〇不必要な性の記載をしない、ということをどこかに入れてほしい。公的な機関ではできているが、まだ民間レベルでは進んでいない。(P45の5番目と6番目の○)同じ意識調査の結果なので一つにまとめた方がよいのでは。また全体を通し
て「差別や偏見」という言葉の使い方を統一した方がよい。
◇「差別や偏見」の使い方については点検してみる。
議事2.「人権年表」について
〈男女共同参画に関する人権問題〉
〇「女子差別撤廃条約」は国籍法や男女雇用機会均等法をもとにして批准したもの。批准の中身を記載してほしい。
また、1994年に国の婦人問題企画推進本部を男女共同参画推進本部に名前を変え、この辺りから男女共同参画という言葉が使われるようになっているので記載をお願いしたい。2001年に内閣府に男女共同参画局ができたのと2005年の北京プラス10の採択と2010年の北京プラス15で各国への勧告が行われたことも追加してほしい。
全般について
〇様々な人権の年表はないのか。わかるように記載を。
◇人権全般の年表に記載したが、記載方法は検討したい。
〇固有名詞を用いているが取るように。
その他
〇資料1の様々な人権に施策の基本的方向が書かれていない。何か形のあるものがなくてはならないのではないか。
せめて啓発を進めますや学ぶ場を作っていきますなどの記載はあってもよいと思う。
〇皆に知ってもらいたい課題があるということを記載しているのはいいが、周知と啓発をするというという書き方
をいれてはどうか。
◇検討したい。
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