開催日時	令和7年04月15日（火曜日） 11:00 AM 〜 12:15 PM
開催場所	鳥取県庁 特別会議室（議会棟3階）
出席者名	福田(健)会長代理; 吉田委員; 谷岡委員; 伊木委員; 藤野委員; 山本委員; 松田委員; 福田(大)委員; 白川委員; 中城委員; 古田委員; 鳥取県私立中学高等学校長会; 鳥取県小学校長会; 鳥取地方検察庁; 市長会; 一般社団法人電気通信事業者協会（オブザーバー）
議題	鳥取県青少年健全育成条例の改正を受けた今後の取組について
問い合わせ先	子ども家庭部 家庭支援課 0857-26-7076
その他	（１）公開又は非公開の別 公開 （２）傍聴者数 0人 （３）その他（会議資料等） 次第.pdf出席者名簿.pdf資料1_各課の取組.pdf資料2_SNSに関する情報提供について.pdf資料3_違反時の対応について.pdf条例改正チラシ0404.pdf参考資料_4月9日国会質疑.pdf

○協議事項

鳥取県青少年健全育成条例の改正を受けた今後の取組について
（１）青少年が安全・安心にインターネット・ＳＮＳを利用するための取組について
（２）ＳＮＳ等の適切な利用に関する青少年・保護者等への情報提供について
（３）児童ポルノ規制等に違反した場合の対応について
・資料に基づき、事務局から説明し、委員等から意見を聴取した。
<主な発言>
・そもそも、本人の許可なくネットに顔画像をアップすることは人権侵害。肖像権を気にせず無意識にSNSに顔画像をアップしている人も多いが、性的ディープフェイクは故意にやっているものなので、条例はもちろんとして、国がしっかり整備をすべき。
・小学校の高学年が抱える問題と高校生が抱える問題は全く違っており、例えば10代とひとくくりにまとめて対応すると方向性がぶれてしまう。本来は分けて対策を練るべきで、周知啓発も学校に応じたやり方があるのではないかと思う。
・啓発については、実際に子どもたちを入れて一緒にやっていく形が効果的ではないか。子どもの世界の常識は子どもたちから学ぶしかない。
・啓発活動について、学校は非常に役割が大きいと思っているが、教職員もＳＮＳ等の問題に関する情報を伝えることには不勉強なところもあるので、ＳＮＳやインターネット等に関わる情報を伝えていただく専門的な方を少しでも多く増やしていただけるとありがたい。
・県が配付するチラシや文書を、保護者がちゃんと最後まで読まれるか疑問。動画やイメージ図など、文字以外の方法での周知があると良い。
・サイトを開いたときに、わいせつな漫画が広告で出てくる。インターネットは危険な世界であるという認識がない保護者も多い。国も含めていろんな規制を考えていく必要があると思う。
・ディープフェイク画像の作成は、子どもだけでなく、大人に対しても許されることではない。アプリケーションなどで、どうしてこれが許可されているのか。
・フィルタリングの仕組みは、リスト・宛先を見てURL単位でブロックをかけるという形であるため、健全なサイトやアプリ内に埋め込まれている広告までは非表示にできず、端末側で全て防ぎ切ることには一定の限界がある。
・どの程度が性的かという定義が難しい。テレビであればスポンサーの意向である程度ブレーキがかかるが、インターネットの場合は無限にあるので本当に難しい。苦情システムなどができないのかなと思う。
・ＳＮＳは外国の企業のものも多く、規制をしていくにも時間がかかると認識している。
・努力義務だとあまり効果がないのかなと率直に思う。一定の効果はあると思うが、当事者からすると、罰則がないなら別にいいんじゃないっていうような感覚なのでは。
・内容に関しては現時点ではお答えができないが、罰則はやはりあるべきと思う。
・児童ポルノ法上、児童ポルノの所持は１年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金、提供は３年以下の拘禁刑又は300万以下の罰金となっているが、国でもディープフェイクポルノを規制対象とするのであれば、規制の対象がかなり重複すると思うので、仮に条例の罰則が法律より重くなると、それを正当化する根拠をしっかり示す必要があるのではないか。