- 鳥取県私立学校審議会 -
令和4年度第1回鳥取県私立学校審議会会議録
開催日時令和50202日(曜日) 02:00 PM 03:00 PM
開催場所県庁議会棟3階
県庁特別会議室(議会棟3階)
出席者名今井正和; 永島正道; 田村雅子; 瀬戸邦弘; 上島逸子; 池原浩一; 中本高夫; 後藤裕明; 網浜聖子; 岩本裕美; 後藤百合
議題議題1
諮問第1号 各種学校廃止認可(株式会社伝習館(米子予備校))について
諮問第2号 各種学校廃止認可(株式会社伝習館(倉吉予備校))について
諮問第3号 私立幼稚園廃止認可(学校法人修立幼稚園(修立幼稚園))について
諮問第4号 私立幼稚園廃止認可(学校法人鳥取学園(鳥取第三幼稚園))について
問い合わせ先子育て・人財局 総合教育推進課
0857-26-7841
その他(1)公開又は非公開の別
公開
(2)傍聴者数
0
(3)その他(会議資料等)

会議内容:
○議事参与の制限について

私立学校法第15条により、本日の審議する諮問事項のうち、諮問第4号の学校法人に関与する委員について、議事の議決に加わることができない旨説明。当該委員、議決時の退室を承諾。(※以下、審議事項において●印の付いた委員発言は当該委員の発言。)

○議題1 諮問4件

諮問第1号 各種学校廃止認可(株式会社伝習館(米子予備校))について

(事務局)株式会社伝習館代表取締役から、米子予備校の廃止認可について申請があったものである。平成15年度の開校時より定員以下となっており、入学志願者数の減少により生徒数は今後も定員数を確保できる可能性が低いとのことで、令和5年3月31日をもって廃止する予定である。令和4年度より学校の廃止に向けて生徒募集を停止している。申請内容について、学校廃止の審査基準と照らし合わせて審査したところ、定められた基準に反する事項はなく、学校廃止を認可することについては、問題ないと判断した。
(委員) 平成15年に新しく学校認可され、17、18年経つが、入学志願者数が減ってきているとのことだが、その原因としては、やはり勝田ケ丘志学館ができたことが大きいのか。
(事務局)学校側からは、勝田ケ丘志学館ができたことが原因とは伺ってはいない。まず、少子化でそもそもの子どもの数が減っているということ、また、最近の傾向として浪人を避けるようなことがあるので、そういったことも要因と伺っている。

「株式会社伝習館(米子予備校)の学校廃止認可 了」

諮問第2号 各種学校廃止認可(株式会社伝習館(倉吉予備校))について

(事務局)株式会社伝習館代表取締役から、倉吉予備校の廃止認可について申請があったものである。平成15年度の開校時より定員以下となっており、入学志願者数の減少により生徒数は今後も定員数を確保できる可能性が低いとのことで、諮問1号と同じく令和5年3月31日をもって廃止する予定である。令和元年度以降は、生徒募集を停止している。申請内容について、学校廃止の審査基準と照らし合わせて審査したところ、定められた基準に反する事項はなく、学校廃止を認可することについては、問題ないと判断した。
(委員) 令和元年から募集を停止していたのに、なぜこの時期の学校廃止申請になったのか。また、学校が廃止するまでの間に県から補助金は出ていなかったのか。
(事務局)倉吉予備校も継続したいとのご意向で、オンライン授業などいろいろと模索されていたが、なかなか生徒数も伸びず継続は難しいと判断された。各種学校には県からの補助金は出ていない。

「株式会社伝習館(倉吉予備校)の学校廃止認可 了」

諮問第3号 私立幼稚園廃止認可(学校法人修立幼稚園(修立幼稚園))について

(事務局)学校法人修立幼稚園から、修立幼稚園の廃止認可について申請があったものである。就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律、いわゆる認定こども園法に基づき、幼保連携型認定こども園として鳥取市から認可を受けたので、幼稚園としての認可廃止を行うもので、令和5年3月31日をもって廃止する予定である。申請内容について、学校廃止の審査基準と照らし合わせて審査したところ、定められた基準に反する事項はなく、学校廃止を認可することについては、問題ないと判断した。
(委員) もうすでに昨年の4月1日から市の認定こども園の認可を受けて動いている。本来ならこの申請が1年遅いのではないか。問題はないのか。
(事務局)本来であれば、一つの施設に対して、幼稚園の認可と、幼保連携型認定こども園の認可を二重で持つということは不自然な形である。修立幼稚園は、認定こども園への移行に向けて施設整備をしていたが、新型コロナウイルス感染症等の影響もあり、昨年度中に施設が完成するのか、認可が確実に見込めるのか不透明な状況だった。そのような事情から、本来あるべき姿ではないが、幼稚園の廃止申請を保留していた。結果としては施設整備が順調に完了し、昨年度中に鳥取市から認定こども園としての認可が下りたため、事後となってしまったが、今年度の第1回目の審議会である今回で幼稚園廃止について諮っている。認定こども園の認可の状況等を踏まえると、致し方ないことと考えている。
(委員) ここでかなり新型コロナウイルス感染症の余波を受けたように感じるが、すでに市の認可も受けているので、ここで問題だと言って、何か対策ができるかという微妙なところではある。問題は抱えているかなというところはある。
(委員) 教職員について、幼稚園教諭の免許状だけの先生方はどれぐらいいるのか。
(事務局)幼保連携型認定こども園になる場合は、基本的には幼稚園教諭の免許状と、保育士の資格の両方を持つことが求められる。移行に向けて、皆さんが資格を取れるよう準備を進められていたので、保育教諭として勤務する方は、基本的には幼稚園教諭の免許状と保育士の資格の両方を持たれている。
(委員) 保育士資格を取るのが時間もかかるし難しいと思う。ぜひ計画的に、そのあたりを進めていただきたいと思う。
(委員) 事務局の方で確認をしていただいているということで良いか。
(事務局)こども園かけるについても、認可をするのは鳥取市だが、その際に両方の資格があるということは確認ができているため、問題ないと考えている。

「学校法人修立幼稚園(修立幼稚園)の学校廃止認可 了」

諮問第4号 私立幼稚園廃止認可(学校法人鳥取学園(鳥取第三幼稚園))について

(事務局)学校法人鳥取学園から、鳥取第三幼稚園の廃止認可について申請があったものである。こちらも幼保連携型認定こども園として認可を受ける見込みであることから、幼稚園としての認可の廃止を行うもので、令和5年3月31日をもって廃止する予定である。認定こども園の認可を行う鳥取市から、鳥取第三幼稚園は令和4年度内に問題なく認可できる見込みであることを確認している。また、本来は一つの施設に対して、幼稚園と幼稚園型認定こども園の両方の認可を持つことはよくないことであるので、鳥取市が正式に認定こども園の認可を行う前だが、タイミングを合わせるために、本日の審議会で諮らせていただくものである。県内では前例がないが、他県でも認定こども園としての認可見込み、認可手続き等の状況を確認しつつ、前もって幼稚園廃止を諮っている。申請内容について、学校廃止の審査基準と照らし合わせて審査したところ、定められた基準に反する事項はなく、学校廃止を認可することについては、問題ないと判断した。
(委員) 鳥取学園には一から五の幼稚園があるが、まだ幼稚園が残っているのか。
(事務局)第一、第三、第五が幼稚園、第二、第四が幼保連携型認定こども園、というのが現状である。今回、春に第三幼稚園が幼保連携型認定こども園に移行すると、残り2園が幼稚園となる。
(委員) 諮問第3号と異なり、現時点においてまだ鳥取市は認可を出していないが、仮に3月31日までに何らかの理由で市の認可がおりていないということになると、4月1日に幼稚園ではなく、それから認定こども園でもないというような状況になってくる。その状況を問題なしと審議会で言ってしまっていいのか。また、私立学校審議会運営規則の第13条の第3項の(4)で、議題となった動議及びその提出者の氏名並びにその顛末、要するに議事録に、問題なく審議会でとおったと、可決されたというふうにされるのか、或いは何か条件をつけて条件つきの認可というふうにするのか、仮にこれを了とした場合にどう処理されるかお尋ねする。
(委員) 条件つきのような形がとれるならとりたい。当然のことながら、何らかの事情で鳥取市の方の認可が遅れるという事情が発生した場合でも対応できるという意味では、鳥取市からの認可が下りることを前提にして幼稚園を廃止ということが、審議会で答申することが可能かどうか事務的なところはわからないが、可能であればそういう形がとれれば、そういうふうなことで答申させていただくのが適切ではないのかと思う。
(委員) 条件付きということだが、仮にそれでいくとした場合に最終的にこれがどうなったのか、例えば3月何日付けで鳥取市の方が認可を出したので、条件付きで審議会でとおった諮問は正式にとおったということになるというような、後日の連絡をいただくような形にしていただけないか。
(委員) 当然条件付きになった場合には、何月何日に正式にとおった、ということをお知らせするのが筋と思う。
(委員) 私の意見としては、趣旨そのものは良いと思うが、少し疑問符がつくので条件つきで、ということで意見を言いたいと思う。
(委員●)鳥取第三幼稚園は、協議を重ねてから認可申請をしているようだが、県の判断、見通しは何月ぐらいになるのか。延びるようなことがあり得るのか。鳥取市から県に報告がきているのか。
(事務局)前提として、認可を行うのはあくまで中核市である鳥取市であり、認可をされるにあたっては、県への情報提供はあるが、県の関与はない。
(委員) 県と市の間で適切な情報共有が随時適切な時期に行われている、というふうに解釈してよろしいか。
(事務局)はい。認可の手続きの状況は随時情報共有をしている。第三幼稚園はかなり早い段階で施設が完成し、施設の認可基準は満たしているというところまでは鳥取市から聞いている。あとは鳥取市の審議会を経て、認定こども園としての正式な認可が下りるのを待っている段階である。
(委員) 条件付きなどが可能なのか、また、そのあとの処理について、事務局に伺う。
(事務局)そういった条件やご意見を付けて答申いただくことは可能であるので、本日のこの議論でもって、今後状況を確認し、鳥取市で認可されたうえで、3月31日の廃止予定を承認するというような形で頂戴することは可能である。
<関与する委員 議決前に退室>

「学校法人鳥取学園(鳥取第三幼稚園)の学校廃止認可 鳥取市で幼保連携型認定こども園として認可されたことが確認できた場合は、了」

  <関与する委員 再入室>



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