- 鳥取県人権尊重の社会づくり協議会人権意識調査実施検討小委員会 -
第5回鳥取県人権意識調査実施検討小委員会 第2回会議会議録
会議内容:
● 概 要
第5回鳥取県人権意識調査項目等について事務局案をお示しし、概ね委員からの同意を得た。
個々の設問や選択肢については、精査をする必要があるとの指摘を受けた。
(1)鳥取県人権意識調査の基本的な考え
(資料1に基づき事務局が説明)
(2)調査項目・設問・選択肢検討用(案)
(資料2、3に基づき事務局が説明)
○委員意見
【全体について】
・各分野で差別意識の本質的なところを設問の最初に入れたほうがよい。クロス集計にも利用で
きる。
・あなたが他者に対して見聞きしたものはどうかというのも聞かないと、自分の経験値はないが、
周りにはいっぱいあるという答えが拾えない。
・回収率を高めるためには、該当がなければ次に飛ばして進めてもらってもよい。
・一般的にわかりにくい言葉には、説明書きを入れるべき。
・言い方、使い方、その統一性みたいなものを、もう少し見直したほうがよい。
・全体を通した、自由記述があってもよい。(最後に)
・選択肢にわからないを入れるかどうかも考えないといけない。
【問1−Bについて】
・あなたまたは家族という表現よりも、あなたまたは家族・親戚という表現のほうがよい。
・国籍と表記してあるが、今の状態が国籍で判断できる状況でないので、民族とか人種とか、ル
ーツとかもあるので、そういう表記も含めた方がよい。
【問2−Bについて】
・「友人・同僚」よりも、「友人・知人」という表現のほうがよい。
【問5−@について】
・官公庁と書くより、地域の公民館とかそういう具体的に書いてもらった方が、回答者は答えやすい。
【問11−Bについて】
・建物などへの差別的な「落書き」だけではなく、「投書」も含めたほうがよい。
【問16について】
・意識調査は、ある意味で大変な啓発で追認していくことになるので、「しきたりにおける女性の参加
制限は、これからも続けていくべきだ」ではなく、「参加制限は、仕方がない」などにしたほうがよいのではないか。
【問23について】
・教師による体罰は、法令違反。この項目は他に差し替えるべき。
【問27について】
・他の設問で同じようなことを聞いている設問があるが、それと聞き方がすごく違う。統一するなら、「安い賃金で働く
のが当然だ」というのを、「安い賃金で働くのはおかしい」とするべき。
・ヘイトスピーチについて、説明書きを入れるべき。
【問30について】
・「解雇することは、正当な理由となる」というのは、「解雇することは、不当となる」などの表現に変えたほうがよい。
【問37について】
・(1)と(2)は、両方ともカラーユニバーサルならば、一緒にしてもよいのでは。
・多目的トイレは、車椅子やベビーカーを押している人に限らず、様々な使い方ができて有効だと言うことが伝わる
表現にするべき。
【属性について】
・無関心層を把握するという意味で、回答者の置かれている状況の多様性をきちんと把握することが必要。
・経済的な状況や家族の構造というような、現実にどういう状況に回答者自身があるかということがクロス集計でも重要
になってくる。
・まずは回答者自身が、自分自身生活する上で、どこに困難を感じているのかというところは、把握したい。
・その地域にどれだけ居住期間があったかというのも、関係してくる。
・そのことで何が分析できるかを考えないと、あまり複雑にすると、すべての項目をクロス集計にかけてみるけども、
不必要なものが半分以上あるということにもなりかねない。
・男女の場合は、男女を書きたくないとかいう選択肢も入ってくる時代になった。
・属性を聞く場所は調査票の最初より、最後の方が答えてもらいやすいのではないか。
・本日の委員の方々の意見を踏まえ、調査票を精査したい。次回の小委員会では調査票案をお示しし、またクロス集計
の内容についても意見を伺うこととしたい。
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