鳥取県流行性感冒(スペイン風邪)新聞記事データベース

項目
内容
 資料番号2121
 発生時期大正8 ( 1919)年 2月9日
 旧郡名・旧市町村名等県内
 現市町村名県内
 発生区分
 記事見出し悪性感冒救療
 被害内容等去年以来流行の悪性感冒は各地方とも多数の患者を出し、そのために医療や薬品を受けられない者が少なくない。このため、こうした人々の救療については、恩賜(おんし)財団済生会が救療活動の普及・徹底に努めているが、近時の流行再燃とともに、病毒さらに悪性を加え、猛威を振るおうとしているため、悪性感冒により生業を失い、医療・薬品を受けられない悲惨者に対する、救療上適当な措置を講じるため、この際、慈恵救済資金、大礼恩賜、賑恤資金等の収入を以て、こうした人々の救済資金に充てるのが、恩賜の趣旨にも副う措置であるので、県においては、その他の各種慈善団体も督励し、相当の助勢をさせる様に努め、救療上遺憾なきを期すべし、とのこと。
 出典鳥取新報 年月日 19190209 号数 9658 記事掲載面 2
 備考