鳥取県流行性感冒(スペイン風邪)新聞記事データベース

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内容
 資料番号3049
 発生時期大正9 ( 1920)年 1月18日
 旧郡名・旧市町村名等鳥取市・八頭郡佐治村、岩美郡岩井村
 現市町村名鳥取市、岩美町
 発生区分
 記事見出し流感猖獗
 被害内容等鳥取県下の流行性感冒は、郡部から帰った人の話によれば、一層猖獗(しょうけつ)を極めており、八頭郡佐治村方面は、全村が殆んど流感に襲われ、岩美郡岩井村では連隊に夫の看病に行った家族が帰宅後感染し、一家全員に感染が広がり、悲惨を極めている家もある。僧侶も流感で亡くなり、読経を捧げることができない所もあるという。尚、鳥取市内各薬店は急に顧客が増え、品切れのものが多い為、阪神方面の注文が激増している、とのこと。
 出典大阪朝日新聞山陰版 年月日 19200118 号数  記事掲載面 
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