鳥取県流行性感冒(スペイン風邪)新聞記事データベース

項目
内容
 資料番号2221
 発生時期大正9 ( 1920)年 1月27日
 旧郡名・旧市町村名等鳥取市
 現市町村名鳥取市
 発生区分
 記事見出し市予防注射1回分10銭 希望者は衛生組長にて取纏める
 被害内容等鳥取市では、目下流感予防に対する方法として、27日午後1時、市役所内に各町村の衛生組長を召集し、ワクチン注射液の希望者を取纏(とりまと)めさせるべく、協議を尽くす筈であるが、注射液は実費を以て配給する事とし、多少の補給は市費で支出するとするも、1人1回分10銭とし、町村の希望数を申出させ、なお、注射に対しては、市医師会に交渉して、これまた1回10銭で、最寄りの医師に乞うて注射してもらう事とすべきはずであるが、該注射は2回施行するのでなければ、その効能がないものなので、希望者にはその覚悟が求められる。妊婦その他、心臓、脚気(かっけ)等の患者に対しては絶対に用いてはならない、とのこと。
 出典鳥取新報 年月日 19200127 号数 9992 記事掲載面 3
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