| 総務部長査定 @バンカーサイロ整備支援を新たに行う予定であり、更なる支援は疑問である。また、既融資金の償還延長協議の際や償還困難な場合の乗り換えの場合、助言を行っている。 AL資金利子助成は県１／２、市町村１／２で行っているにもかかわらず、今後の上乗せ支援が、県１０/１０であるのは疑問です。 |
| 復活理由 @バンカーサイロは餌代の高騰対策の一つとして、自給飼料生産の拡大による飼料生産基盤を強化するものである。 一方、規模拡大に向けて施設整備した酪農家は、生乳の生産調整で計画どおり規模拡大できず、また、乳価の下落、飼料代の高騰により、経営に大きな打撃を受けており、緊急対策が必要である。 規模拡大農家には若い後継者が多く、県内酪農の中核を担う後継者対策としも支援が必要である。 A琴浦町では独自で支援しており、県としても支援が必要であり、他の市町村についても同様に支援を要請する。 |
１ 事業概要
既往の農業経営基盤強化資金（以下Ｌ資金）の末端金利を5カ年に限り引き下げることにより、酪農家の経営安定を図る。
２ 事業内容
平成14年度から18年度に、規模拡大のためＬ資金を借りて設備投資した若い後継者が、飼料価格の高騰、乳価の低迷、更に減産型生産調整により計画どおり増頭出来ず経営が悪化しており、将来の担い手である酪農家に対して既往の借入金の利子を5カ年に限り支援する。
３ 背景及び補正理由
１）酪農家の現状
平成１７年度後半の過剰な生産基調の反動から、１８年度には生乳の計画生産が開始され生乳の減産が始まった。また、飲用牛乳の消費低迷により、加工率が上昇し乳価の下落をもたらしている。
さらに、輸入主要国（米国）での飼料用トウモロコシのバイオ燃料への利用により、配合飼料価格は急騰しており、現在も高止まりが恒常化し、原油価格の高騰による輸送費、光熱費等の上昇による生産費の増加が続いている。
２）県内酪農家の中核を担う規模拡大農家
規模拡大をした酪農家は若い後継者が多く、牛舎や牛の導入のためＬ資金融通している。しかしながら、生乳の生産量は平均して増頭計画の７８％しか生乳を生産することが出来ない。
３）資金融通の変化
平成１９年度から２１年度にＬ資金を借り入れる農家においては、末端金利は無利息となった（借入額５,０００千円超）。
↓
平成１４年度から１８年度にＬ資金により規模拡大を計画した酪農家で、生産調整により増頭計画が達成できていない農家の経営環境が最も厳しい。
４ 要求内容
平成14年度以降Ｌ資金を借り受け、生乳の計画生産の影響で計画が達成出来ていない酪農家を対象に、緊急対策として農家が負担する利息を5カ年に限り助成する。
@事業実施主体： 市町村
A事業期間： 平成19年度〜23年度（5年間）
B対象者：平成14年度から18年度にＬ資金を借り受けた農家で、計画の達成率が90%以下の農家
C事業内容
平成14年度〜18年度に借り入れしたＬ資金の利息を軽減
(19〜21年度は0.3%に引下げ、22〜23年度は0.5%引下げ)
５ 補正要求額
19年度補助額 ４，７５４千円（個々の農家の積み上げによる）
内訳
対象農家 １５戸
融資残高 １，２１７百万円（平成１８年１２月末現在）
19年度利息 ４，７５４千円
債務負担 （単位：千円）
 20年度 | ４，５１８ |
21年度 | ４，２７９ |
22年度 | ２，７５１ |
23年度 | ３，２９９ |
計 | １４，８４７ |