- 議会棟別館のバリアフリー化を図るため、エレベーターを設置する。
２ 事業の目的・効果・背景
- 議会棟別館３階には、全員協議会や各委員会室、議会図書室などがあり、議員、職員だけでなく委員会傍聴や図書室利用のために県民の方も多数来庁されるが、エレベーターがないため、車いすなど階段の昇降が困難な方は大変な不便を強いられている状況であり、代表者会議や議会改革推進会議においても設置を進めるよう決定されたところである。
現在、車いすの方が来庁された場合は、職員４人が車いすごと本人を持ち上げて対応しているが、本人に精神的苦痛となるばかりでなく、非常に危険であり、早急にエレベーターを設置して別館のバリアフリー化を図る必要がある。
これにより、車いすの方も気軽に繰り返し来庁できるようになり、開かれた県議会の推進を図ることができる。
３ 事業内容及び所要経費
（１）所要経費
工事請負費：３７，３９７千円
設計委託料： ０千円（平成１５年度実施済み）
（２）工事概要
@エレベーターの仕様
・大きさ：内法 1,350o×1,400o 出入口 900o
・外側寸法：2,834o×3,084o
・定 員：１１人
・積載量：７５０s
・利用階：１階〜３階（通常使用時は２階〜３階）
・福祉のまちづくり条例による整備基準適合
A外構工事
・１階情報センター入口スロープ工事
（１）議会棟別館エレベーター整備の経過
- @平成１５年度管財課で県庁舎のバリアフリー化の一環として予算要求し、計上される。 （単位：千円）
 | Ｈ１５要求額 | Ｈ１５計上額 | 財源 |
工事請負費 | 38,208 | 35,292 | |
設計委託料 | 2,056 | 1,707 | |
計 | 40,264 | 36,999 | 33,000（起債） |
- （注：平成１５年度の計画には１階情報センター入口スロープ工事は入っていない）
B実施の段階で費用対効果、２階受付前のスペースの問題等から見送り
（２）議会棟別館の車いす利用の状況
【議員の状況】
・平成１４年 ２月議会…花本議員
・平成１４年 ９月議会…小玉議員
【傍聴者の状況】
・平成１５年 ６月議会教育民生常任委員会…４名
・平成１６年 ６月議会教育民生常任委員会…３名
・平成１６年１１月議会教育民生常任委員会…４名
（３）最近の県庁舎のエレベーター整備状況 （単位：千円）
庁 舎 | 設置年度 | 工事費 | 備 考 |
| 八頭総合事務所 | 平成１４年度 | 25,830 | １階〜３階 |
| 議会棟 | 平成１２年度 | 37,850 | １階〜３階 |
| 中部総合事務所 | 平成 ８年度 | 39,346 | １階〜３階 |