現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成21年度予算 の 農林水産部の海洋性未利用資源の飼料化実証試験
平成21年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:中小家畜試験場費
事業名:

海洋性未利用資源の飼料化実証試験

将来ビジョン関連事業(ひらく/食のみやこ鳥取県)

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農林水産部 農林総合研究所中小家畜試験場 養豚研究室  

電話番号:0859-66-4121  E-mail:chushokachiku@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
21年度当初予算額(最終) 665千円 8,285千円 8,950千円 1.0人 0.6人 0.0人
21年度当初予算要求額 665千円 8,285千円 8,950千円 1.0人 0.6人 0.0人
20年度当初予算額 667千円 3,121千円 3,788千円 0.4人 0.3人 0.0人

事業費

要求額:665千円  (前年度予算額 667千円)  財源:単県 

課長査定:計上   計上額:665千円

事業内容

1 事業概要

鳥取西部における底引き網漁獲時に大量に混獲されるヒトデを有効利用するため、豚飼料として利用可能かどうか検討する。産廃処理業者がヒトデを乾燥・粉砕し、それを試験場及び農家において豚への給与試験を行い、機能性飼料として健康改善効果及び作用機序を検証する。

2 事業の背景・目的・効果

(1)事業の背景

     底引き網漁の際に混獲されるヒトデは網から取り除くのに手間がかかる上、その処理においても漁業関係者間で問題化している。そこで今まで飼料として利用されていなかったヒトデを乾燥粉末にして母豚に給与し、血中Ca等の血液成分や繁殖能力に与える影響を検証する。
      
    (2)事業の目的
     ア.中小家畜試験場および養豚農家で未利用資源の飼料化とその給与効果を実証する。
     イ.母豚の産後回復を早め、健康状態を維持することにより繁殖成績を向上させる。
     ウ.試験場、農家、産廃処理業者、漁業者間でデータ等を共有し、県内養豚農家の生産性の向上を図る。
      
    (3)事業の効果
     ア.中小家畜試験場では未利用資源の飼料化による廃棄物の有効活用と、ヒトデに含まれるサポニン等成分は生理活性作用が認められ、給与した豚への健康増進が期待できることから、飼料機能性を実証し、それらを生産農家へ普及することによって農家の収入の安定確保が図られる。
     イ.試験場と産廃処理業者と漁業者で役割分担を行うことでトータルコストが削減できる。

3 事業の内容

乾燥・粉砕したヒトデを中小家畜試験場及び養豚農家で繁殖母豚の飼料に添加して給与し、健康状態及び血中成分に及ぼす影響を調査する。農家にて繁殖に関するデータを収集し、給与効果を検討する。

4 年次計画


年度

事業内容

事業費
(千円)

全体

未利用資源(ヒトデ粉末)を使った飼料給与試験

1,332

20年度

ヒトデ粉末の成分分析

未利用資源を使った飼料試験

作用機序の検証


667

21年度

ヒトデ粉末添加飼料の農家実証試験

未利用資源(ヒトデ粉末)の効果的利用法の検討


665

5 これまでの成果

平成18年度の予備試験においてヒトデを肉豚に給与したところ、血中カルシウム濃度が上昇し、リンが低下するなど、血中成分が正常値に保たれた。これらのことから健康維持に効果があると推測された。また、水産試験場とは平成20年度の「海の美味しさ発見調査事業」の中の新商品開発基礎調査、海底未利用資源の機能性成分測定のサンプリングのために漁獲したヒトデの一部の提供を受ける等の連携をしている。

財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 667 0 0 0 0 0 0 0 667
要求額 665 0 0 0 0 0 0 0 665

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 665 0 0 0 0 0 0 0 665
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0