事業内容
全体事業内容 : コンクリートブロックの設置 1250基 50ha
全体事業費 : 414,000千円(負担区分:国5/10、県5/10)
H21事業内容 : コンクリートブロックの設置 53基
H21事業費 : 20,000千円(負担区分:国5/10、県5/10)
平成21年度予算の内容
十字礁の設置2.12ha(53基)
本工事費(魚礁設置) 18,045,300円
測量試験費 監督補助 354,700円
事務費 1,600,000円
今年度実施した効果調査の結果
調査の結果、ヒラメの稚魚は対照区では確認されず、増殖場でのみ確認された。
近年のヒラメ資源の低迷により、増殖場でのヒラメの生産量は低迷しているものの、増殖場がヒラメの生産を底支えする重要な役割を果たしていることが解った。
増殖場の整備海域には豊かで多様な生態系が構築され、マダイ等の水産重要種の生産に貢献するなど、沿岸域の基礎生産向上に大きく寄与していることが示された。
増殖場の整備は、ヒラメを中心とした沿岸の水産資源の生産に大きく寄与していることから、事業の継続を要求する。
事業の目的・必要性
ヒラメは本県沿岸漁業の重要対象種で、対象とする漁法も多く、受益範囲も広い魚種である。
本県沿岸域は天然礁に乏しく、成長したヒラメ稚魚の育成場となる海域が少ないことから、増殖場の整備が必要と考えられる。
増殖場の整備により、ヒラメの稚魚の餌場が構築され、稚魚の健全な育成が図られる。
増殖場の位置するは海域はヒラメ以外の魚種の育成場としても高い機能を発揮しており、本県沿岸域の基礎生産を支える重要な場所となっている。
年次工程
年度 | 事業費 | 内容 |
H19まで | 304,000 | 十字礁の設置35.96ha(899基) |
H20年度 | 20,000 | 十字礁の設置1.36ha(34基)及び
効果調査(委託)の実施 |
H21年度 | 20,000 | 十字礁の設置2.12ha(53基) |
H22年度 | 70,000 | 十字礁の設置10.56ha(264基) |