1 事業概要
東郷池の水質汚濁のひとつの要因である底泥(ヘドロ)に覆砂を実施することに伴い、その水質改善効果について検証調査する。
2 現状・背景
東郷池の水質は、昭和40年代ころから悪化し、その後、下水道整備などにより徐々に改善の傾向で推移しているものの、未だ環境基準が達成されていない状況にある。
そこで、東郷池の水質改善の更なる方策について住民、関係機関の意見を集約した「東郷池水質管理計画」が策定された。
そのひとつの方策である「湖内覆砂」を実施し、その効果について検証するもの。
(1)東郷池水質管理計画
(2)東郷池の覆砂事業
国土交通省「地域自立・活性化交付金」(西伯耆地域広域活性化計画H20〜H23)の交付金で事業実施予定
当該交付金予算要求(中部県土整備局)>>>
※当該交付金事業の範囲で、覆砂効果検証調査にかかる費用がどの程度認めてもらえるものか未定であるため、単県予算事業として計上
3 事業内容
(1)効果検証調査の必要性
水質シミュレーションにおいては、覆砂効果として湖水の化学的酸素要求量(COD)、全窒素(T-N)、全りん(T-P)、クロロフィルaの減少が予測されているが、東郷池の最深部を覆砂する方法で水質改善の効果及び湖内環境について調査する必要がある。
(2)検証調査内容
【測定項目】
@底質の窒素及びリンの溶出速度の測定
A底質のDO消費速度
B底質のCOD
C底質の硫化物
Dベントスの調査(量・種類)
E湖水の窒素及びリン
F湖水のDO
G湖水のCOD
H湖水のChl-a
【測定地点数】
3地点(施工区中央部、施工区縁辺部、東郷池中央)
【測定回数】
4回/年(平成21年度は3回)
【調査期間】
平成21年度〜平成24年度
(3)調査実施機関
外部調査機関へ委託(測定項目@〜B)
栽培漁業センター(測定項目C、D)
衛生環境研究所(測定項目E〜H)