@原木椎茸は低価格の輸入品との競合による長年の価格低迷。その結果、生産者の減少、高齢化が進行し生産量が減少。
→ 中山間地域の収入確保・安定雇用という原木椎茸生産が果す役割が果されていない。
特に八頭地域では原木林の奥地化、大径化が進み原木椎茸生産に悪影響を与えている。
A消費者の食の安全に対する関心の高まりから、長年の価格低迷から脱却。
B八頭地域から日本初となる、有機JAS原木椎茸の認証取得。
→ 今こそ需要と生産の拡大チャンス
八頭地域のキノコ産業の復活、活性化を目指し椎茸生産者及び各関係者が「きのこ王国八頭」を建国し活動を開始。
・ 新規参入者の確保、支援
・ 生産基盤の拡大
・ クヌギ造林の推進
・ 地域ブランドの確立
【新規】きのこ王国八頭推進事業
(1)きのこ王国八頭推進フォーラム事業
きのこ王国八頭の目標の達成を確認し、生産者の更なる意欲高揚、新規参入者の確保及び消費者への情報発信を図る。
・実施主体 : 鳥取県
(2)原木運搬経費支援事業
大径木が多くなったため適寸原木よりも割増しとなった積込・運搬に係る経費を支援。
・実施主体 : 椎茸生産者、素材生産業者
(3)原木林造成推進事業
優良原木の確保のため、「きのこ王国八頭」が取り組む0.01ha当り50本植林運動のクヌギ苗木代に係る経費を支援。
※小規模面積の里部の山林、耕作放棄地等へ植林を推進
・実施主体 : 椎茸原木として活用を予定する者
(4)地域ブランド販売支援事業
地域ブランドの販売活動に係る経費を支援。
・実施主体 : 有機JAS、夏菌椎茸生産者等