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平成21年度予算
当初予算 一般事業  部長要求      支出科目  款:土木費 項:土木管理費 目:建築指導費
事業名:

とっとりの鏝絵・なまこ壁の魅力を伝える事業

将来ビジョン関連事業(つなげる/魅力があふれ、人が集うにぎわいまちづくり)

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生活環境部 景観まちづくり課 まちづくり推進担当  

電話番号:0857-26-7387  E-mail:keikanmachizukuri@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
21年度当初予算額(最終) 4,443千円 4,143千円 8,586千円 0.5人 0.0人 0.0人
21年度予算要求額 4,443千円 4,143千円 8,586千円 0.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:4,443千円    財源:単県  (要求額の内訳)  保留:4,443千円

部長査定:計上   計上額:4,443千円

事業内容

1.事業概要

 鳥取県内の鏝絵・なまこ壁等の地域資源を観光資源としても活かし、その魅力を県内外に伝え、地域の活性化に繋げると共に伝統技能の継承に繋げる。

    (1)魅力ある鏝絵・なまこ壁素材の発掘
       左官業関連団体、鏝絵・なまこ壁の専門家等で「とっとりの鏝絵・なまこ壁の魅力を伝える委員会」(仮称)を組織し、委員と協働で県内に埋もれている鏝絵・なまこ壁など素晴らしい素材を発掘し、県がリストを作成する。
       (発掘想定)鏝絵150件、なまこ壁150件
       (委員構成)左官業関連団体3名、専門家3名 合計6名
    (2)魅力ある鏝絵・なまこ壁素材・技術を伝える
      @「とっとりの魅力ある鏝絵・なまこ壁を伝えるフォーラム」開催
         鏝絵・なまこ壁など左官の魅力を伝える事ができる著名人や専門家を招き、フォーラムを県内1カ所で開催する。 企画及び実施にあたっては委員会に協力を求める。
         (開催内容案)・講演会、パネルディスカッション
                   ・鏝絵・なまこ壁の写真パネル展示
                    ・左官技術の実演公開
      A巡回展示会の開催
         写真パネル、鏝絵作品(現物)の展示を行い、より身近な場所でその良さを認識してもらう。
         【県内】東部・中部・西部で各1週間程度開催
         【県外】別事業「近畿に打って出る鳥取の景観事業」と連携して開催

      B「とっとりの魅力ある鏝絵・なまこ壁」冊子の作成
         発掘された鏝絵・なまこ壁を県内外に伝えるため、冊子を作成し、併せて概要版をホームページに掲載する。
         掲載する素材は(1)で発掘した中から委員会の意見を聞きながら選定する。
         また、記事の作成にあたっても委員会の協力を得て行う。
          B5版150ページ・オールカラー 1,000冊
          (掲載内容案) ・鏝絵・なまこ壁マップ
                    ・鏝絵・なまこ壁の写真、コメント
                    ・鳥取県の特殊性、全国の傾向の紹介
                    ・伝統的な左官技法の紹介
      C簡易パンフレットの作成
         県外発信用に概要版のパンフレットを作成し、県内外の観光業者、県関係イベント会場、観光案内所等で配布。
         A4版6ページ・オールカラー 4,000部
    (3)将来を担う子供たちへの伝承
       小・中学校等に出向き、将来を担う子供たちに鏝絵、なまこ壁などの左官技術を実演し、魅力を伝える活動を行うグループにその費用の助成を行う。
        補助対象事業費上限100千円×補助率1/2
                        ×3(グループ)=150千円
        ※補助対象は材料費、印刷製本費等とする。

2.課長査定結果

保留・・・・当該事業が観光振興などにつながっていくよう、関係者と連携するなど事業の構成について検討してください。

3.現状・背景

鳥取県内には鏝絵、なまこ壁など素晴らしい左官技術を活かした素材が沢山あることがあまり知られておらず、地域資源として認識、活用されていない。
  • 業界や専門家によれば、県内の鏝絵の豊富さやなまこ壁の多様さは日本随一と言われ、文化誌等でも紹介されており、観光資源として活用が期待できる。
  • さらに、なまこ壁の起源が大陸や朝鮮半島にあるとの説もあり、韓国、中国などとの交流も期待できる。
  • 職人不足が叫ばれる中、左官職人も仕事量の減少も相まって若い職人が育ちにくく、高齢化が一層進み、伝統技能の継承も難しくなっている。  〔鏝絵(こてえ)とは〕
       土蔵の妻壁や扉、民家の戸袋や壁の漆喰の上に、鏝で漆喰を塗り上げ、レリーフを描くように浮き彫りの模様を描く左官の技術で、「蔵飾り」とも呼ばれる。
     〔なまこ壁とは〕
       土蔵の表面に平瓦を張り、瓦の継ぎ目に半円形で海にいる海鼠(なまこ)のような形に漆喰を盛り上げる左官の技術で、耐水・耐火・強度に優れ、漆喰の白と瓦の黒との組み合わせが装飾的な効果を高めている。
  • 4.目的・効果

    鏝絵やなまこ壁などの魅力を伝えることにより、それらを活かした魅力あるまちづくりの創出に繋げるとともに、県外、更にアジアへも発信し、とっとりの魅力を伝え、鳥取県への来訪者を増やす。
  • エコロジーや手仕事(手わざ)の良さを再認識し、地域の生活文化、デザイン遺産として、さらに地域の伝統産業として活用し、技能の継承に繋げる。
  • 5.更なる展開へ

    1 「全国鏝絵・なまこ壁サミットinとっとり」の開催
     全国会議、見学ツアー、交流会等の開催。 21年度の成果をもとに、平成22年度開催を目標に計画する。
    2 地元ガイドの育成
       鏝絵、なまこ壁が多く存在する地域のある市町村には当事業に参画してもらい、左官業関連団体も含め、協働でガイドの育成を行う。・・・・市町村の取り組みを促す

    3 山陰文化観光圏での連携、アジアとの交流の検討
       これまで鏝絵、なまこ壁で実績のある島根県との連携、さらにアジアとの繋がりを絡めた交流を検討

    6.所要経費

                          合 計 4,443千円 (内 訳)
     
    1 委員会開催経費              517千円
        
    委員報償費、旅費、その他事務費
     
    2 フォーラム開催経費          1,250千円
        会場経費、講師謝金・旅費、パネル作成費、
        左官実演経費、案内チラシ作成費 
     
    3 紹介冊子作成費            1,978千円
        印刷製本費、写真撮影委託料、
        記事原稿寄稿経費(左官技法、全国の傾向等)

     
    4 巡回展示会経費               48千円
        会場経費、案内チラシ作成費
     
    5 パンフレット作成費             500千円
        印刷製本費
     
    6 子供たちへの伝承補助金         150千円
        100千円×補助率1/2×3(グループ)

    財政課処理欄

    要求額の財源内訳(単位:千円)

    区分 事業費 財源内訳
    国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    保留要求額 4,443 0 0 0 0 0 0 0 4,443
    復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    追加要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    保留・復活・追加 要求額 4,443 0 0 0 0 0 0 0 4,443
    要求総額 4,443 0 0 0 0 0 0 0 4,443

    財政課使用欄(単位:千円)

    区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    査定額 4,443 0 0 0 0 0 0 0 4,443
    保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0