要求内容
今後の日野川取水制限に対応するため、渇水対策井戸用水中ポンプ設置工事を実施する。
<事業概要>
平成19年度に渇水対策井戸(深度約100m、Φ300)を設置したが、これに付随する地下水を汲み上げるための水中ポンプを新たに設置する。
必要経費:13,580千円
内訳 水中ポンプ設置工事 8,738千円
電気計装工事 4,842千円
背景
昭和43年に給水を開始して以来はじめて、平成17年に日野川渇水に伴い最大35%の取水制限がかかり、工業用水ユーザーに対して節水の呼びかけ・給水制限を行い多大な影響を与えた。この対策として平成19年に、渇水時の工業用水安定供給を図るため、渇水対策井戸を設置した。その後、平成19年、平成21年も渇水となり、2年に1度の頻度で取水制限が行われている。
・既往の渇水実績
平成17年6月 8日〜7月 1日【24日間】 最大取水制限率35%
平成19年5月19日〜7月 2日【45日間】 最大取水制限率20%
平成21年5月29日〜6月30日【33日間】 最大取水制限率20%
問題点
@取水制限時(H19、H21)には水中ポンプをリースして対応したが、そもそも当該ポンプのような大容量の水中ポンプはリース市場がない。加えて、近年は2年に1度の頻度で取水制限が行われており、今後も水中ポンプを使用する頻度が高まると想定される。そのため、工業用水の安定供給・給水義務を果たすため、自前の水中ポンプを準備して渇水に備える必要がある。
A当該水中ポンプは受注生産のため、発注から納品まで約2ヶ月を要する。来年度の渇水時期(5月〜)までに施設整備を行う必要があるため、9月補正対応とする。
効果
日野川取水制限時には、渇水対策井戸により最大で約7,000㎥/日の地下水を汲み上げてユーザーに給水する。
今後のスケジュール