【財政課長査定結果】
ゼロ査定
(コメント)
地域の活動は広がりつつあるので、これらの取り組みを周知するなど働きかけてください。
【復活要求の理由】
県内の高齢者約15万人のうち元気な高齢者は約12万人。高齢者数や一人暮らし高齢者数が増加する中、これらの元気な高齢者が地域においてお互いに支え合いながら、役割をもって暮らすことができるようにすることは急務。高齢者の意欲や能力に着目し、高齢者が地域の「人財」として生かされるよう市町村の取り組みを県として支援する必要がある。
【事業概要】
高齢者の潜在的な意欲の発掘や地域デビューのきっかけづくりを支援する。(高齢者だけでなく、企業人へも積極的な働きかけを実施)
(1)情報発信事業【主体:県】
高齢者の意欲と高齢者の「できること」、「必要とされること」を結びつけ、地域活動への参画を支援する。
- 情報冊子(リーフレット)の作成
高齢者の意欲や能力の発揮を期待する県事業のメニューや高齢者の活動を支援する情報を提供。
- シニアバンクの開設(情報登録)
技能、知識、経験を有する高齢者の情報を登録し、講師を求める活動団体に紹介
- WEBサイトの運用
中高年むけの地域活動団体の活動、イベント情報を紹介
(2)地域活動体験基礎講座(生活支援サポータ養成講座)の開催
【主体:市町村】
活動する上での必要な基礎知識習得のための研修及び活動体験を通じて、地域デビューを支援する。
- 講座の開催(講座は市町村で実施:国庫補助事業を活用
実施予定:琴浦町、湯梨浜町、南部町←国直接補助
(3)地域活動支援フェアの開催(圏域を限定したモデル事業)
【主体:県】
地域活動を行っているNPO法人や老人クラブなどの活動を紹介し、地域活動との出会いの場を創出する。
- 活動支援講演会(参加への呼びかけ)
- 団体ブースによる活動紹介
- 【成果】モデル的なマッチング
【復活要求額】 1,972千円(0)
(1)情報発信事業(800千円)
委託料500千円、標準事務費300千円
(2)地域活動体験基礎講座の開催(150千円)
(3)地域活動支援フェアの開催(1,022千円)
特別旅費・報償費・委託料663千円、標準事務費359千円
【現状・背景】
本県のいわゆる「団塊の世代」は32,000人(5.3%)。これらの方がこれまでに培ってきた知識、経験は地域の貴重な財産。
→ 高齢者を一律に「支えられる存在」としてとらえるのではなく、意欲や体力、能力に応じた選択肢を提供することによって、地域を支える貴重なマンパワーとなる。
社会参加意欲がありながら情報やきっかけがないために活動する場を得ることが困難な状況がある。
→ 60歳以上の高齢者のうちおよそ半数がNPO活動に関心があると答えているが、そのうち4割近くが活動に参加できていない。その理由として、きっかけや機会がないことやNPOの情報がないことがあげられている。
健康で自立した高齢期を送るためには、若い時期から準備が必要であるとともに、現役時代からワークライフバランスを考えることが重要。
→現役世代の企業人に対するアプローチ及び閉じこもりがちな男性への対策が必要である。
【事業の目指すもの】
団塊の世代や高齢者ひとり一人が地域社会の中で能力を発揮できるように支援することによって、生涯現役で活躍する活力ある長寿社会の実現となる。
やりがいを感じながら自身の望む高齢期が送れる。・元気な高齢者が支えを必要とする高齢者を支える「高齢者同士の支え合い」が生まれる。
活力ある地域となる。