1 事業内容
現在、改良推進基金は後代検定用に生産された子牛の価格を補償するために活用しているが、改良推進基金の対象牛を種雄牛造成時の計画交配で産出された子牛のうち、種雄候補牛として県に購入されなかった牛や雌牛も対象とする。
事業の仕組
(1)改良推進基金造成
生産者と県が拠出して改良推進基金を(社)鳥取県畜産推進機構(以下「機構」という。)造成。ただし、県は実際の補てん金額の1/2のみを拠出する。
(2)価格補填
機構が和子牛せりにて、基準価格(県平均+2万)を下回った対象牛に差額(基準価格−子牛それぞれのせり価格)を補てんする。
対象牛:現行:後代検定用に生産された子牛
追加:種雄牛造成時の計画交配で産出された子牛
(3)事業実施主体:社団法人鳥取県畜産推進機構
2 補正の理由
(1)種雄牛造成の計画交配に協力した農家から、直接検定牛として購入されなかった場合、一定の価格でなければ、今後の計画交配には協力はできないとの意見が多数出てきた。(平成21年7月)
(2)計画交配し、種雄候補牛として県に購入されなかった牛が平成21年10月の和子牛せりに多数上場されることから、早急に対応を考える必要がある。
3 背景及び目的
優秀な種雄牛を造成するためには農家の協力が不可欠であり、農家が安心して計画交配に協力する仕組みを作る必要がある。