1 補正概要及び理由
基礎雌牛計画交配費について、H20年度に締結した改良基礎雌牛の交配実績による支払が、H21年度にずれ込むため追加要求するもの。
2 事業概要
優良種雄牛を造成するために、県内の繁殖雌牛から産肉能力の高い繁殖雌牛を選定し、その雌牛に県が指定する基幹種雄牛の凍結精液を交配することで、優秀な種雄候補牛を造成する。
上記の場合、1年間の保留契約を締結し、県が指定する凍結精液を交配した場合、基礎雌牛計画交配費を支払う。
※基礎雌牛計画交配費:種雄候補牛を生産する基礎雌牛を選定し、1年間の保留契約を結び、県が指定する凍結精液を交配した場合、繁殖農家へ協力謝金を支払う。
3 要求内容
平成20年度契約で計画交配が21年度となる頭数:25頭
計画交配に協力した場合の協力謝金:23.5千円
25頭×23.5千円=588千円
※H20年度の改良基礎雌牛頭数:30頭(予算額:705千円)
今年度基礎雌牛計画交配費支払頭数:5頭(執行予定額:117,500円)
したがって、平成20年度予算の25頭分(588千円)を不執行とし、同額をH21年度当初予算に算入するものである。
(ずれ込んだ理由)
(1)平成20年度は、育種価算出が10月過ぎにずれ込んだため、改良基礎雌牛の選定が遅くなった(通常7月)。
(2)さらに、鳥取県和牛産肉能力検定委員会での承認を得る等の手続きや改良基礎雌牛所有の生産者の承諾を得るのに時間がかかった。
(3)上記により、基礎雌牛の保留契約が遅れ、今年度内の執行が不可能となった。