1 事業概要
企業・県民参加の森林づくりを県内に広げていくため、地球温暖化防止に向けた環境保全意識の高まりを背景として急速に関心が高まりつつある「カーボンオフセット」を活用し、県内の森林の保全・整備を推進(「鳥取版森林カーボンオフセット」制度を創設)する。
2 事業内容
(1)オフセットプロバイダーの養成( 694 千円)
県との協働により企業と森林整備活動を橋渡しする「プロバイダー」を養成する。
○知識・技術習得研修の実施
○オフセット森林の情報発信経費の助成
(2)森林カーボンオフセットの試行的実施
( 732 千円)
森林カーボンオフセットの普及を図るため、養成したプロバイダーと協働して、
@県営林における森林吸収クレジットの創出に向けた試行事業を実施
A獲得したクレジットを用い、県内企業のCO2排出の一部をオフセット
する事業を実施し、モデルケースを確立する。
※森林吸収クレジットについては、J-VER制度(国のオフセットクレジット:現在国においてその制度の枠組みを検討中)の活用を基本とする。
(3)森林カーボンオフセット・シンポジウムの開催
( 346 千円)
県民、企業に森林カーボンオフセットの取組みを普及するとともに、鳥取県独自の森林カーボンオフセットをPRする。
(4)森林カーボンオフセットのPR( 1,906 千円)
県内企業や県民に森林カーボンオフセットを普及し、CO2の地産地消(県内で排出されるCO2は県内で削減・吸収)モデルを構築するため、新聞、ポスター等で広くPRする。
3 背景・現状
○森林所有者の森林経営意欲の減退を背景に森林の保全・整備が進まない
→ 更なるてこ入れが必要
○「とっとり共生の森」など企業・県民参加による森林づくりが盛ん
→ 新たな森林の保全・整備として面的に広げる必要
○商品購入等でCO2の削減、吸収活動に参画する「カーボンオフセット」の取組みが盛ん
→ 企業・県民が参画しやすい仕組みで、
森林の保全・整備に活用が可能
4 要求額 4,781 千円