自動車における環境配慮の象徴的な取組みとして、次世代型電気自動車を県庁が率先して導入し、公用車として利用するだけでなく、イベントでの展示やCO2削減効果等の情報提供を行い、県民・企業等に環境配慮の取組みを呼びかける。
○平成18年度の県内のCO2排出量は、平成2年(基準年)に比べ約10%増加しているが、自家用車の保有台数の増加等により自動車からの排出量が増加していることも一つの要因
○県としては、公共交通機関の利用促進を図るとともに、アイドリングストップ条例などにより、CO2削減に向けた取組みを行っているが、さらなるCO2削減のためには低公害車の普及が重要
○大手自動車メーカーは、平成21年以後に電気自動車の市場投入を予定
○自動車における環境配慮、CO2削減の推進の象徴的な取組みとしての電気自動車導入
○県庁率先導入による環境配慮の取組みのピーアール
○イベントでの展示や情報提供等により、県民・企業等に環境配慮の取組みを促進し、地球温暖化防止に貢献
普及啓発を含めハイブリッド車で対応(ゼロ)。
→ ハイブリッド車は、超低燃費のガソリン車であることは評価するが、ガソリンに依存することが電気自動車との大きな違い。
電気自動車は、
○ガソリンに依存せず、石油依存度の低減とCO2削減のシンボルとしてわかりやすい。
○走行中に排気ガスを出さないので大気汚染防止に有効
項目 | 電気自動車
(軽自動車) | ハイブリッド車
(1.5リットル) | ガソリン車
(軽自動車) |
車両本体価格
(補助金差引) | 304万円 | 238万円 | 118万円 |
燃料消費率
(10・15モード) | 10km/kWh | 35.5km/リットル | 23.0km/リットル |
CO2排出量
(10・15モード) | 56g-CO2/km | 65g-CO2/km | 101g-CO2/km |
10万km走行時のCO2(※) | 7,000kg-CO2 | 8,100kg-CO2 | 12,600kg-CO2 |
同上の燃料代
(※) | 13万円 | 53万円 | 82万円 |
車両価格と燃料代の合計 | 317万円 | 291万円 | 200万円 |
電気のCO2排出係数は、0.555kg-CO2/kWhを適用
※10万km走行時の燃料消費率は10・15モード×0.8、ガソリン価格は150円/リットル、電気代は10円/kWh(夜間電力)で試算