1 事業内容
水産資源や漁業活動に大きな影響を与える海洋環境のモニタリング調査。
調査 | 内容 | 使用船 |
@水温・塩分 | 鳥取県沿岸〜日本海中央部の定期観測
(月1回、1月を除く) | 第一鳥取丸 |
西郷港〜七類港間の定期フェリーによる観測(月6回) | 隠岐汽船フェリー |
A潮流 | 対馬暖流の潮流調査
(隠岐島周辺、定期観測時) | 第一鳥取丸 |
B赤潮 | 有害赤潮プランクトンの種類、細胞数の調査
(沿岸:週1回、8〜9月 沖合:月1回、1月除く) | 第一鳥取丸 |
C大型クラゲ | 大型クラゲの分布状況の確認
(試験船目視、漁業者聞取、民間漁船依頼) | 第一鳥取丸
民間漁船 |
2 必要性
○水産資源の多くは海洋環境の変動により大きな影響を受けるため魚種交替(マイワシ→マアジ)などが起きている。
○海洋環境は漁場形成と密接に関係するため、資源情報と同等に漁業者が最も必要としている情報である。
○県内でも有毒赤潮や大型クラゲによる漁業被害が多発している。
○地球温暖化などによる海洋環境への影響について、国及び各府県が連携して、その実態を把握する必要がある。
3 事業効果
○漁業経営の安定(魚の来遊量、魚種の変化、漁場形成)。
○漁業被害の防止、軽減(大型クラゲ、有害赤潮)。
○地域経済、社会活動等への貢献。