1 事業概要
老朽化が著しい現在の救急車及び資機材を更新するもの。
・救急車:高規格救急自動車(四輪駆動車、ガソリンエンジン)
・資機材(主なもの):
ストレッチャー、電子サイレン、赤色警光灯(前・後)、気道確保用資機材、自動体外式除細動器、輸液用資機材一式、血中酸素飽和度測定器、心電計、吸引器 等
※使用中の乗員:運転士、患者及び家族、医師、看護師、
2 現状・背景
(1)現有車両に係る問題点
現在使用している車両は、
・購入後14年以上経過(H7年2月購入、走行距離:約6万Km)し、故障時の部品供給に不安がある
・ミッション系に不調(異音、変速時の軽い衝撃)
・除細動器付き心電図計、人工呼吸器など資機材も老朽化が著しく、部分的な修理が困難(一体の更新が必要)
・後部座席(横掛け座席)のシートベルトがないため、場合によっては道路交通法違反の恐れがある
等の問題がある。
(2)現有車両の稼動状況
@県内医療機関への搬送等
新生児や心臓、循環器など重篤で急変する可能性のある患者を搬送(動く「ICU」の位置付け)
A県外医療機関への搬送
岡大病院(小児心臓)、倉敷中央(心臓・循環器)、近大病院(心臓等)、循環器病センター(循環器) など
B出動件数 (単位:件)
| H16 | H17 | H18 | H19 | H20 | 摘要 |
県内 | 51 | 47 | 45 | 59 | 50 | 平均で週1回の出動、 |
県外 | 3 | 9 | 6 | 21 | 12 | 月1回は県外へ出動 |
※消防局の救急車による転院は、地域の救急搬送能力を低下させることになるため適当でない。
3 所要額
26,018千円
(内訳)
・車両本体:15,982千円
・資機材:10,036千円