1 事業概要
(元)倉吉産業高等学校と河北中学校との財産交換等については、現在倉吉市において平成25年4月の(新)河北中学校の開校に向けて準備を進められており、これに向けて県・市で平成21度中に交換契約の締結を行うため、交換物件等の確定、評価作業を行い、交換条件等が確定したことから、仮契約を行うための事前の予算措置を行う。
2 交換方針
土
地 |
・時価により交換((元)倉吉産業高校の野球場等の部分を除く)
・余剰が生じた場合は、売買による精算又は賃貸借 |
建
物 |
・国庫補助対象部分 ⇒ 無償交換(双方無償譲渡)
・単独整備部分 ⇒ 交換後使用建物:等価交換
交換後不要建物:互いに解体費相当額を控除 |
3 今後のスケジュール
年度 | 鳥取県 | 倉吉市 |
H21 | 11月議会
補正予算を提案
債務負担行為
・解体撤去に係る工事請負費
・工事残金の支払い | 12月議会
補正予算を提案
債務負担行為
・解体撤去に係る工事請負費
・工事残金の支払い
交換差金(6,310千円) |
仮契約締結(財産交換、譲与、無償貸付け) |
2月議会
財産交換、譲与、無償貸付の付議 | 3月議会
財産交換、譲与の付議 |
議決後、仮契約 ⇒ 本契約 |
| 交換差金(6,310千円)納付 |
H22 | 財産の所有権移転(4/1) |
現河北中学校無償貸付(4/1〜)
↓(土地・建物:3年間) | 不要建物解体工事・精算
↓(H22〜24) |
H23 | ↓
↓ | ↓新河北中学校整備工事
↓ ↓(15ヶ月) |
H24 | ↓
↓ | ↓ ↓ 河北中学校移転作業
(H25.3春休み) |
H25 | 不要建物解体工事・精算(H25〜27) | 新河北中学校 開校(4月) |
4 要求内容
互いに解体費相当額を控除した交換後不要建物等を解体撤去するとともに、当該工事費が解体費相当額を下回った場合には差額を倉吉市へ支払うための債務負担行為(8,977千円)
また、倉吉市においても同様に債務負担行為(63,078千円)と交換差額(6,310千円)の補正予算を12月に付議予定。
5 交換財産の比較
(単位:千円)
区 分 | 鳥取県@
倉吉産業高校 | 倉吉市A
河北中学校 | 財産の差額@−A |
学校用地 | 605,201 | 455,620 | 149,581 |
建
物 | 建物評価(単独) | 7,199 | 1,303 | 5,896 |
解体費相当額 | △63,078 | △8,977 | △54,101 |
計 | △55,879 | △7,674 | △48,205 |
追加交換財産 | 3,976 | 99,042 | △95,066 |
合 計 | 553,298 | 546,988 | 6,310 |
6 解体費相当額の内容
交換方針により、解体費相当額は、所有者が解体すべき建物の解体費相当額を自己所有財産の評価額から相殺しており、建物の所有権移転後(県は無償貸付け後)に、受領者側が解体撤去工事を行うこととしている。
実際の工事額が、解体費相当額を超過しても、相手方に追加支払いすることはせず、逆に工事費が解体費相当額を下回った場合には、相手方に精算するものとしている。