イノシシ・クマなどの被害を受けにくい集落・農地の条
件づくりのため、市町村が行う緩衝帯の設置に係る委託事
業費を補助する。
(1)要求額 22,500千円
(1地区当たり平均450万円×5地区)
※1地区当たり4人で作業した場合、60日間(約3カ月)の
雇用が可能
(2)事業主体 市町村
(3)補助率 10/10
(4)事業内容
【市町村の委託内容】
集落・農地と山林の間の樹木等の伐採・枝払い、雑草等の
刈払いにより緩衝帯を設置
※伐採木等の整理、道端までの搬出、強度間伐も対象
※緩衝帯の幅は、概ね10〜50mで地区ごとに設定
【想定地区】
対策モデルとなる地区…鳥獣対策モデル地区等
【委託経費】
伐採・枝払い・刈払い等に要する人件費及び管理費等
※現地の状況(雑木林、人工林、竹林、草地等)により
市町村が積算
【委託先】
農業者等で組織する団体、森林組合、民間会社等
【採択要件】
・人件費は、委託事業費の概ね8割以上、かつ新規雇用
割合が4分の3以上
又は委託事業費の概ね7割以上、かつ新規雇用割合が
85%以上
・対象者は、離職者・中高年齢者等
・雇用期間は6ヶ月未満
【事業期間】
H21〜23年度(3年間継続)
(1)耕作放棄や里山放置により、集落・農地と山林の間
が接近し、獣類の出没が多発
(2)このため、イノシシ等による農作物被害やクマによ
る人身被害を受けやすい集落・農地環境に変化
(3)これまでの課題
ア 個々の農家等による一斉の緩衝帯設置は困難
(高齢者・不在地主等の存在など)
イ 侵入防止柵の設置地区でも、緩衝帯がないために
イノシシ等に侵入される事例が発生