1 事業内容
県内でおいしい米の産地といわれている三朝町において、特Aを取得することで中山間地の活性化と米のブランド化に資する。
【事業主体】
三朝米ブランド化プロジェクト
(三朝町・鳥取中央農協・県・米生産者・農業共済等)
事務局:鳥取中央農協
【補助率】
県1/3 町1/3 鳥取中央農協1/3
【補助対象経費】 (千円)
2 背景
(1)三朝町産米は、米マップ(米穀データバンク発行)によると食味・品質評価でAランクの評価を受けている。また、毎日1300食温泉旅館等に炊飯供給されており、非常においしいとの評価を受けている。
(2)平成20年産コシヒカリの食味値調査(S社食味計による)では、極上と評価される85pointを超えるランクの米が散見される。
(3)平成18年産コシヒカリの食味関連成分(タンパク含量・全窒素含量など)調査によると、生産者の80%以上がタンパク含量の目標値である7.4%以下を達成している。
(4)H19生産米落札平均価格は、鳥取県産コシヒカリ14,700円/60kgに対し特A産地である魚沼産は、25,000円/60kgと飛び抜けて高くなっている。
(5)三朝町産米は、コシヒカリ1等で500円/kgの加算をつけて生産者に精算されいる。また、米のエコファーマー(現在581名)からは、取得によるメリットを出して欲しいという要望が強い。
3 期待される効果
(1) 特A取得とブランド化による米販売価格の向上
(2) 生産者の意欲向上による地域農業の活性化
4 事業実施期間
平成21年度から23年度
【参考】
◎特Aとは
穀物検定協会が、近畿圏産日本晴とコシヒカリのブレンド米を基準米として炊飯、官能比較し、概ね同等のものを「A´」、基準米より良好なものを「A」、特に良好なものを「特A」として評価を行っているもの。特に新潟県魚沼産が特A産地とし有名。
◎食味値とは
米の食味にかかわる成分(アミロース・タンパク含量など)を赤外線などを利用して計測し、それをもとに算出し数値化したもの。