要求内容
米子市の中心市街地に位置し、全国的にも恵まれたポテンシャルを有する米子港の活用を目指して「米子港再生基本構想」を策定した。この構想の具体化に向けて、関係者の意見を集約し成案を得るために組織した「みなと再生協議会」「活性化委員会」において、整備・活用を決定する。
○調査検討資料作成費 C=4,250千円
○学識経験者委員への報償費 C=50千円
事業の目的
基本構想では、米子港を次の3つのゾーンに区分し各ゾーンごとの活用を提案している。
・係留施設を中心としたゲートウェーゾーン
・米子市漁協を中心としたアメニティーゾーン
・野積場を中心とした物流ゾーン
1 ゲートウェーゾーンの活用
係留施設をマリーナ(約60艇)として整備し、中海のヨット・プレジャーボートを集積することを提案
*係留調整、料金設定、管理方法等を協議・決定し整備を図る。
2 アメニティーゾーンの活用
民間からレストランとしての整備(タウンミーティングでの意見を記述)等の要望がある。土地の所有関係、河川法等の許可等クリアすべき課題もあり、これらを含めた総合的な活用を検討する。
3 物流ゾーンの活用
野積場には現在、砂利・採石が置かれているが、以前から周辺の食品団地等との間に飛石対策を求められており、利用者と食品団地等との共生のための方策を検討する。
財政課長査定結果
査定額 0千円(要求額 23,620千円)
(理由)活性化に向けてみなと再生協議会、活性化委員会での議論を待ってマリーナ整備に向かうべき。
復活要求理由
米子港の活用には市民の関心も高く、平成13年には民間を中心として「旧加茂川下流域〜米子港 再開発研究事業報告書」が作成され、その活用策を提案され、米子市中心市街地活性化基本計画においてもこの基本計画が位置づけられるなど活用に向けた気運が高まっている。基本構想策定を受けてさらに歩を進め再生に向けての具体化を図る必要があり本事業復活を要求する。
【役割分担】
○みなと再生協議会
・国、県、市、地権者等をメンバーとし計画実施に対しての意思決定機関。
○活性化委員会
・市民、企業、行政をメンバーとし再生協議会への提案及び運営の参加機関。
○港湾管理者
・適正な船舶の係留、野積場の積極的な活用のための調整。