事業の概要
中山間地域に暮らす交通弱者(高齢者・子ども等)のため、モデ
ル集落(地域)を選定して、住民の共助による無償交通システム
の検討を行う。
@地域のニーズに対応した住民の共助による交通システムの
検討委託
(委託内容)
・行政、民間事業者、住民を交えた研究会の開催
・ニーズ調査
・実験運行の実施 等
事業の内容
(1)中山間地域に暮らす方々の共助による送迎(学校・病院・買
物等)について、モデル地区を選定して、無償による共助交通
システムの検討を行う。
(2)システム検討に当り、、地域の公共交通の実態調査、住
民ニーズの把握、実験運行等を外部に委託して行う。
委託内容:
@行政、民間事業者、住民を交えた研究会の開催
A先行事例の訪問調査
B地域交通の実態及びニーズ調査
C実験運行の実施(レンタカー借り上げ料等)
D報告書作成
委託先(予定):米子工業高等専門学校
モデル実施地区(予定):
南部町南さいはく地域振興協議会エリア
(西部管内でJRがなく、公共交通はバスのみ)
事業の背景
(1)中山間地域に暮らす交通弱者は、買物、通院・通学等に公
共交通機関を利用しているが、集落の近くまでバスが来ない、
運行時間に間隔があって効率的に用事が行えない等の状況
にある。
(2)また、過疎地の公共交通については、利用者の減少に伴
い、乗合バス路線の存続や市町村独自のバス運行に、国・県・ 市町村の赤字補填が増大していくものと思われ、今後の財政
に大きな負担となってくる。
(3)このような状況を解決するための一つの手法として、運転
ができる住民と、交通弱者の共助による無償で行う交通シス
テムを検討する。
必要経費
中山間地域の共助交通システム構築委託料 900千円
事業の効果
(1)今回の共助交通システムの検討、実験運行実施により、
中山間地域の交通弱者の通学・通院等について、行政に
依存するだけでない、住民の共助の力による新しい交通シ
ステムの可能性が現れる。
共助交通システムのイメージ