1 事業概要
医療機器を装備した鳥取県消防防災ヘリコプターに医療チームが搭乗するドクターヘリ的活用(鳥取県版ドクターヘリ)を行うために必要な機器整備を行う。
2 事業内容
○消防防災ヘリコプターに搭載する医療機器及び医療機関との通信手段の整備
〔平成21年度整備〕
機器名 | 用 途 等 | 区分 | 金額
(千円) |
人工呼吸器 | 人工呼吸を自動的に行う機器 | 更新
(H10年度購入) | 927 |
患者監視装置(モニター) | 心電図、心拍数、呼吸数、脈拍数を管理・監視する。 | 更新
(H14年度購入) | 2,649 |
輸液ポンプ | 一定の速度、量を設定し点滴静脈注射する。 | 更新
(H10年度購入) | 433 |
シリンジポンプ | 輸液ポンプより少量で正確に輸液する。 | 新規 | 269 |
携帯型超音波診断装置 | 超音波を用い、腹部等の体内の形状、動態を可視化する。 | 新規 | 12,064 |
人工蘇生システム(オートパルス) | 胸部の圧迫ベルトを装着し、自動で心臓マッサージを行う。 | 新規 | 2,982 |
合 計 | | | 19,324 |
〔平成21〜22年度整備(債務負担行為)〕
機器名 | 用 途 等 | 区分 | 金額
(千円) |
イリジウム衛星電話 | 搭乗医師が病院に受入体制等の連絡をとる。 | 新規 | 18,795 |
医療機器収納ラック | ヘリコプター内の医療機器収納用ラック | 新規 | 6,174 |
電源の増強 | 搭載する医療機器増加によるコンセント等の増強 | 新規 | 8,477 |
合 計 | | | 33,446 |
3 要求金額
19,324千円(財源:地域医療再生基金)
別に、債務負担行為要求金額あり
限度額 33,446千円
通信手段の整備 18,795千円
電源増強工事等 14,651千円
4 鳥取県版ドクターヘリの運用体制(予定)
5 事業の背景・目的
○兵庫県・京都府・鳥取県の3府県共同によるドクターヘリの導入について、検討・協議を進めている。
○3府県共同のドクターヘリは、豊岡病院を基地病院として鳥取県全域を対象に運航することとしている。
○3府県共同のドクターヘリが西部圏域に到達するには、時間が多くかかる面があることから、消防防災ヘリコプターを活用した救命救急体制の構築を図る。
○これにより、従来に増して重層的なセーフティネットが張られ、救命救急体制の充実が図れる。
6 復活要求の理由
救命救急体制の充実には、消防防災ヘリコプターのドクターヘリ的活用が必要であり、必要な体制整備や医療機器等の整備を行う。