平成13年から梨の市場単価は3,000円/箱を割り込み、長期低迷を続けている。この間に梨農家の経営はこの価格低迷の影響を強く受け、梨再生産に必要な売り上げを確保できない農家が多数でてきている。また、平成20年には原油高騰のあおりを受け、資材費が上がり、翌年の平成21年1月には雪害を受け、生産場面で打撃を受けた。そのため、実質的な農業所得は益々減少し、農家経営を圧迫してきている。
また、今年の梨市場価格の低落を受け、果樹経営の継続は困難な状況になってきている。県としても現状の緊急的な状況を受け、果樹農家の経営改善に取り組む農協中央会を支援する。