1 事業概要
医療機器を装備した鳥取県消防防災ヘリコプターに医療チームが搭乗するドクターヘリ的活用(鳥取県版ドクターヘリ)を行うために必要な機器整備を行う。
2 事業内容
○消防防災ヘリコプターと医療機関との通信手段の整備等
〔平成21〜22年度整備(債務負担行為)〕
機器名 | 用 途 等 | 区分 | 金額
(千円) |
イリジウム衛星電話 | 搭乗医師が病院に受入体制等の連絡をとる。 | 新規 | 18,795 |
医療機器収納ラック | ヘリコプター内の医療機器収納用ラック | 新規 | 6,174 |
電源の増強 | 搭載する医療機器増加によるコンセント等の増強 | 新規 | 8,477 |
合 計 | | | 33,446 |
3 債務負担行為の理由
次の検査を同時期に実施することにより、消防防災ヘリコプターの運航不能期間を最少限にする。
- 国(航空局)の修理改造検査
- 年1回の耐空検査
<平成21年度検査予定期間>
イリジウム衛星電話の調達、医療機器収納ラックの設計・製作には、発注後2か月の期間を要する。
このことから、11月補正で債務負担行為を要求する。
<スケジュール>
4 債務負担行為
期間 : 平成21年度〜平成22年度
- 限度額 : 33,446千円(財源:地域医療再生基金)
通信手段の整備 18,795千円(委託料)
電源の増強等 14,651千円(委託料)
別に、平成21年度歳出要求額として
19,324千円(地域医療再生基金)
5 鳥取県版ドクターヘリの運用体制(予定)
6 事業の背景・目的
○兵庫県・京都府・鳥取県の3府県共同によるドクターヘリの導入について、検討・協議を進めている。
○3府県共同のドクターヘリは、豊岡病院を基地病院として鳥取県全域を対象に運航することとしている。
○3府県共同のドクターヘリが西部圏域に到達するには、時間が多くかかる面があることから、消防防災ヘリコプターを活用した救命救急体制の構築を図る。
○これにより、従来に増して重層的なセーフティネットが張られ、救命救急体制の充実が図れる。