補正理由
国の補正予算として、医療費助成の対象となる難病(特定疾患)の数を現在の45から11種類程度増やすことを検討している。これにより医療費助成額等の増加が見込まれるため。
補正額
特定疾患とは
いわゆる難病のうち、原因不明で、治療方法が確立していないなど治療が極めて困難で、病状も慢性に経過し後遺症を残して社会復帰が極度に困難もしくは不可能であり、医療費も高額で経済的にも、介護等家庭的にも精神的にも負担の大きい疾病で、その上症例が少ないことから全国的規模での研究が必要な疾患をいう。
積算根拠
増加する疾患数は、国補正予算概要で「緊要性の高い疾患(11疾患その他)」と示されているだけであり、具体的な疾患名、本当に11疾患のみなのかどうかさえ示されていない。従って、国の都道府県への補助金額として増額補正する額を根拠とし積算する。
事業の概要
特定疾患患者として認定された方の医療費を公費で助成する事業。総医療費のうち、各種保険による負担部分の残額について、一部自己負担部分を除き、公費で負担する。重症患者については全額公費負担。