1.事業概要
鳥取県吉林省友好交流15年を契機とした両県の一層の友好促進及び県民への国際理解を図るため、友好交流15周年記念事業を開催する。
2.目的・現状及び背景
(1)平成6年に友好交流覚書を締結して以来、経済分野を中心に交流を行っており、経済視察団の派遣や投資貿易博覧会への出展等を通じて独自に経済交流を進める企業が出はじめるなど交流の成果が出てきている。
(2)吉林省は経済発展を遂げ、現在観光分野での鳥取県等の交流に目を向けてきているところであり、鳥取県としても、これまでの交流を生かした観光面での交流や経済交流の促進をはじめとする様々な分野の交流を展開する必要がある。
3.訪中事業
中国国家級の博覧会に参加し、例年行われる県内企業の出展ブースと併せ、15周年事業として観光展、交流の歩み展、工芸品等を設置し、鳥取県をPRするとともに環日本海の国々との交流の場として様々な活動に参加する。
(1)北東アジア投資貿易博覧会・文芸の夕べに青少年団派遣(案)(事業費:3,883千円)
吉林省民が多数参加する同イベントに鳥取県を代表する青少年芸術団体を派遣し、吉林省内での鳥取県の知名度を向上させる併せて、地元青少年文化団体と交流し、相互理解を深める。(自治体国際化協会助成金申請予定)
(2)吉林省表敬訪問(案)(事業費:1,053千円)
吉林省を訪問し15周年を記念した式典開催に併せ、鳥取県から訪問団を派遣する。
<派遣予定>
知事、交流推進課1名、国際交流員1名
(3)「北東アジア投資貿易博覧会」で鳥取県ブースの設置(案)(事業費:1,350千円)
@鳥取県内企業の出展(経済・雇用政策総室)
県内企業の吉林省でのビジネスチャンスを創出するため、吉林省で開催される同博覧会へ参加するとともに、県内企業と中国企業及び環日本海交流地域からの出席者との交流を促進する。
A鳥取県観光展(観光政策課)
まんが王国・食のみやことっとりを含む県内観光地の魅力をPR。
B鳥取県の紹介、吉林省との交流あゆみパネル展
(交流推進課)
今までの交流を振り返り、更なる交流へつなげる。
C鳥取県の工芸品展示(交流推進課)
鳥取県の工芸品を紹介し、鳥取県の認知度を上げてもらう。
4.来日事業
鳥取県で開催される「日本のまつり2009」に参加する吉林省の芸能団体による地域伝統芸能の披露をとおし、吉林省と鳥取県の交流15周年をアピールするとともに、文化交流の場として県民の国際理解を深める。
(1)15周年記念式典(事業費1,399千円)
吉林省長他訪問団を受入れ、15周年を記念した式典を開催し、これまでの交流をふまえながら、今後の環日本海交流の中の吉林省との交流ついて意見交換をする。
<式典案>
○長白山の姉妹山である大山で記念式典開催。
○県西部で吉林省芸能団体による芸能披露を行い、「日本のまつり2009」と併せ、県全体での吉林省との交流をアピールする。
○今までの吉林省派遣団を加えた意見交換会を開催し、今後の吉林省及び環日本海交流の展開を話し合う。
5.その他
(1)過去の周年事業について
○5周年事業(鳥取県開催)
交流フォーラム(鳥取島根両県共同開催)、企業視察、知事表敬等
○ 10周年事業(鳥取県開催)
企業視察、知事表敬、境港市表敬、交流促進協定締結
(2)北東アジア投資貿易博覧会について
○会期:9月上旬 約1週間
○会場:中国吉林省長春市
○主催:中国商務部、吉林省人民政府
○規模:2,200ブース
○来場者:一般来場者32万人(2007年吉林省集計)
吉林省長春市から関西空港への航空便開設により、吉林省からの観光客を誘致。
鳥取を更に知ってもらうために15周年事業を開催する。