1 事業概要
パトカー車載用AED購入費
人命にかかわる要救助者がある事案の現場臨場に際し、救急車の到着までの間、適切に対処できるようAEDをパトカーに配備しておく必要がある。
機器の総数(29台)が多いため、3年間の期間を設定し、順次整備する。
所要経費・・・3,234千円(280千円×11台×1.05)
※財政課長査定内容
ゼロ査定(AED整備については、装備車両が付近にいなければ効果が薄いと思われる。)
2 必要性
心臓発作等による心臓停止した者に対する救命措置としては、心臓マッサージや人工呼吸と併せてAED(自動体外式除細動器)の効果的な活用が有効とされている。薬事法(昭和35年法律第145号)の改正により、平成16年7月から非医療従事者でもAEDが使用できるようになった。
3 復活理由
活動中のパトカーが事案現場において、或いは警ら活動中において、人命にかかわる要救助者を認知した場合、救急車の到着までの間、適切に対処できるようAEDをパトカーに配備しておく必要がある。通報を受けた救急車が現場到着するまで平均で約7分(平成20年版消防白書)を要するが、心室細動の場合、一刻も早くAED等による電気的除細動を施行することが必要とされている(救命措置が1分遅れるごとに生存率は10%減少する。)ことから、3年計画により自動車警ら隊及び各警察署地域課に所属する全てのパトカー(29台)に配備できるよう要求するものである。