1 目的
北東アジア地域の大学間の学術交流を活性化し、鳥取県を含めた同地域の長期的な共同発展を推進するため、県内高等教育機関等に委託し共同の調査研究を行う。
2 背景・経緯
(1) H19年10月29、30日、第1回北東アジア地域大学教授協議会が鳥取市で開催され、@環境と資源、A観光と交流、B経済と政治、C歴史と文化、D教育と人材養成の5領域を重点として研究協力を推進する結成宣言に署名。
(2) H19年10月31日に開催された第12回北東アジア地方政府サミットで、各地方政府は同協議会と互いに協力しながら参加地域の共同発展のために努力することに合意。
(3) 以上の合意に基づき、20年度に『とっとり「知の財産」活用推進事業』の国際枠を北東アジア学術交流支援事業としてスタート。
(4) H20年9月18日に開催された第13回北東アジア地方政府サミットで、「地方政府は、人的交流の拡大に関する協力と同様に、国際アカデミー交流に関する結び付きの確立と維持に助力しなければならない。これに関連し、北東アジア地域大学教授協議会の活動は重要である。各地域は積極的に協力し、同大学教授協議会を全面的に支援することにつき合意した。」との共同宣言を採択。
<北東アジア地域大学教授協議会>
(1)目的 北東アジア地域の相互発展
(2)内容 重点5領域のもとで行われる多様な研究協力の支援研究協力を円滑に推進するためのシステムの開発
(3)幹事大学(各地域のとりまとめ大学)
鳥取大学(鳥取県)、江原大学校(江原道)、吉林大学(吉林省)、極東国立工科大学(ロシア)、商業貿易大学(モンゴル)
3 事業概要
【継続 4,000千円】(H20 4,000千円)
北東アジア地域の大学と共同研究を行う県内の高等教育機関等に調査研究を委託
(1)対象機関 県内高等教育機関、シンクタンク
(2)対象となる調査研究
次のすべてを満たすもの
ア 北東アジア地域の共同発展に寄与する調査研究
イ 5つの領域(環境と資源、観光と交流、経済と政治、歴史と文化、教育と人材養成
ウ 北東アジア地域(韓国江原道、中国吉林省、ロシア沿岸地方、モンゴル)に所在する高等教育機関等との共同研究
(3)事業費 4,000千円(2,000千円×2件)
(4)実施方法 県内高等教育機関等へ委託
(5)対象経費 県内高等教育機関等の研究経費
(研究補助員人件費、旅費、消耗品、備品、委託等)
※H20年11月補正要求書(課長)>>>